2013年春
『カノ嘘』クランクイン。マンガ家と編集者で現場の激励に行く。
2013年初夏
映画のクランクアップ。
2013年秋
本格的なプロモーションスタート。小学館の女性誌『CanCam』『AneCan』『ビックコミックスピリッツ』『少年サンデー』『MY FIRST BIG』編集部も協力。
2013年12月
『カノ嘘』映画公開予定。

2013年秋から映画のプロモーションが本格化。コミックス12巻ではオビや作者メッセージでも映画にふれている。11月末に発売予定のコミックス最新刊のほか、小学館の雑誌やWEBとも協力してプロモーションを行う予定。

Making-2

「脚本が仕上がってクランクインすると、それからは映画のプロの世界。マンガ家も編集者も制作に関わる機会は減ります。ただ今回は2人して『いい脚本とすてきなキャスト、スタッフの熱意に感謝していることは伝えたいね』という気持ちが一致。主人公のアキ役を務める佐藤健さんの誕生日がクランクインから近かったので、誕生日をサプライズでお祝いさせて頂こうと思いました」
映画のスタッフと相談の上、撮影場所を訪ねたのは佐藤さんの誕生日前日。あいにく電車内の撮影のため現場までは入れず、近くで撮影終了を待っていたという。
「サプライズを知らない佐藤健さんから『せっかく来て下さったのに、見なくて本当に大丈夫ですか?』と心配されましたが、私たちの目的は佐藤さんのお祝いだったので(笑)。そしてマンガをなぞるより、映画のキャラクターとして演じてほしいとメッセージしました。出てよかったと思える作品にしてほしいですね」。
『カノ嘘』の映画公開は2013年12月14日の予定。そこに向けて『Cheese!』編集部でも本誌、11月末発売のコミックス新刊などでプロモーションを行っていく。
「有り難いことに『CanCam』『AneCan』が紹介記事を載せてくれるなど、社内中の皆さんがすごく協力してくれて助かっています。『AneCan』は人気モデルの高垣麗子さんが、前作『僕の初恋をキミに捧ぐ』のファンという縁で特別対談企画を掲載。また『CanCam』には映画公開までキャストのリレーインタビューの連載もあるんです」。
いくつもの不安を抱えて2009年に始まった『カノ嘘』も、2013年11月でコミックスは13巻まで発売中。累計発行部数450万部を突破し、映画公開日に近い11月下旬には最新刊が発売される。
「作品が好かれるのは、友だちになってもらうのと同じ。『こういうのが好き?それともこちら?』と周囲に合わせていると、嫌われないけど好きになってもくれないでしょう。『私はこれが好き』と自分にも相手にも正直になって、ようやく『私もそれが好き』と共感する人が出てくるのだと思います。だからマンガ家の『これが好き、これが描きたい』という気持ちを大切に、これからも作品づくりに携わっていきたいですね」。

担当作品が映画になると楽しみでワクワクしますし、アニメやドラマも大歓迎。でも私にとって一番の存在はやっぱりマンガです。映像化のオファーが来るのも、そもそもマンガがおもしろいから。だから映像化よりも、マンガの読者が増えることが1番嬉しいです。子どものときはマンガを読むと「勉強しなさい」と怒られましたが、今は「畑中は仕事熱心で、マンガばかり読んでる」とほめられる夢のような職場。毎日めちゃくちゃ楽しいです。マンガの編集者、本当にオススメの職業です。ただ最近は副編集長としての業務が増え、マンガ家と一緒にいる時間が減ってるんですよ。それがちょっと不満(笑)。