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負けず嫌いな性格を活かし今ある「面白い」から抜きん出ている作品を生みたい 夏目 毅 第三コミック局「ビッグコミック」2013年入社

夏目 毅は、こんな人

月2冊、年間24冊発行される『ビッグコミック』本誌では、永井豪先生の『デビルマンサーガ』と𠮷田聡先生の『サラリーマン拝!』などの連載を、年間5冊発行される『ビッグコミック増刊号』では、表紙や新人まんが家による読み切りを担当。その他に担当作家の単行本の編集業務もこなす。毎日の仕事の多くはまんが家との打ち合わせに割かれ、日々そのアイデア探しに奔走。具体的な仕事内容としては一作品につき打ち合わせ→ネームチェック→原稿チェック→入稿→校了の流れがあり、2週間周期でこなしていく。1、2年目に比べてスムーズに進められるようになってはきたが、まだまだ余裕とは程遠い。そんな多忙な中でもミスが出ないよう見直しに余念がない。
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FAVORITE 小学生の頃から『ポケモン』が大好きで、ゲームの大会にも出たことがあります。ぬいぐるみは妻からもらった誕生日プレゼントです。

古いものはしっかり残しつつ
新しいことに挑戦できる会社です

初めて出合った本はふと家の本棚から選んだ図鑑。動物園に行く時は動物図鑑を必ず持っていっていましたね。高校生まではまんがからの影響を強く受け、大学・大学院時代は多くの研究書や辞典を手にしていました。こんな風に、私の人生は本なしに語れないのです。成長して興味関心が変わっても必ず必要とする本があり、老若男女それぞれに見合ったコンテンツを提供できるのが出版社。「その中の1冊をつくりたい」と思ったのが出版社を志した理由ですね。中でも小学館には伝統を守ろうとする雰囲気があり、たとえば今働いている『ビッグコミック』には『ゴルゴ13』というまんががありますが、そこに45年の歴史があったり、作家にも70歳を超えたような方がたくさんいたり。反対に新進気鋭な新人作家も活躍しています。古いものを壊して新しいものをつくるのではなく、古いもの、伝統的なものを大切にしながら新しいものを築いていこうとする精神がすごく好きです。

今ある最大限の知識と経験を
まんがに活かすことが直近の目標

3年目になった今、「0から自分で手がけた作品を1本は持ちたい」と思っています。読み切りでは経験がありますが、連載ではまだないんです。僕の尊敬する先輩が3年目、5年目で大きなタイトルを起こしているので、それがちょっとした指針になっていますね。そのために今、全力でやっているのは〝作家に会いに行く〟こと。「あ、これは僕じゃ思いつかないな」という展開を考えられる、自分にないものを持っている作家と〝一緒に〟作品をつくっていきたいんです。編集主導でも、作家主体でもなく〝一緒に〟つくりたい。僕は大学院で日本史を専攻していたので教育関連の編集を考えていました。そんな考えからするとまんがは志望と正反対に思えますが、『ビッグコミック』は青年誌なので歴史物のまんがの企画も通りやすいセクション。案外、経験や知識が役立つ気がしているので、〝描きたいもの〟を持っている作家と僕のディレクションで社会を動かすような最高の作品を生み出したいですね。

夏目が芽立った瞬間!

配属後の最初の入稿は気合いっぱい。雑誌ができ上がり、自信を持って先生のところに持って行くと「あれ? ここネームがないね(=セリフが抜けている)」っていわれて。その瞬間、全身から血の気が引くのがわかりました。「単行本になる時に直してくれればいいから」と作家には慰められましたが、作家にも読者にも失礼なことをしたと猛省した事件でした。その後はチェックの回数を増やし、なるべく前倒しで物事を進めるようにしています。

1日の仕事の流れ

12:00
出社後メールチェック

印刷会社の方やデザイナーなど多くの方からメールが届くので、朝一番で整理して1日の仕事の流れを確認。複数の作品を担当しているため、いろいろなことが同時並行で進みます。

13:00
編集部会議

次号のスケジュール確認やコミック局全体での議案の共有をします。また会議では、編集長の指名で編集部の誰かがプライベートを含めた近況を発表するというお約束ごともあるんです。

14:00
持ち込み対応

『ビッグコミック』で連載を希望するまんが家や原作者の持ち込み原稿の対応をします。コマ割りや内容など、読者目線と編集者目線でチェックして感じたこと、思ったことを相手に伝えます。

15:00
作家と単行本の打ち合わせ

作家と単行本の進行具合を確認し、今後の予定を話し合います。デザイナーから上がってきたカバーや表紙などのラフも確認してもらい、意向を反映したデザインかどうか一緒にチェック。

17:00
デザイナーと単行本の打ち合わせ

デザイナー事務所か編集部に集まり、作家との打ち合わせで出た修正箇所をまとめてフィードバック。数時間後、もしくは翌日に修正デザインを数パターン上げてもらいます。

18:30
原作者と次号連載の打ち合わせ

打ち合わせは電話にて。身の回りで起きた面白いエピソードや、知人から聞いた興味深い話をネタとして盛り込みながら次号の内容を詰めていきます。作者が「面白い」と感じたら、自分の話が次号で採用されることも。

19:30
夕食

大好物のラーメンで心とお腹を満たします。以前は必ず大盛りかつ味濃いめ、脂多めでオーダーしていましたが、最近はお腹周りが気になってきたのでグッと我慢して普通盛りにしています。

20:00
入稿作業

作家から前日に受け取った次号掲載の原稿に対し、書体の指定や文字の大きさ、扉のデザインなどを考えて入稿。1年目は1本につき約2時間かかることもありましたが、最近は1時間ほどで仕上げられるように。ただし、キャッチ(見出し)が思い浮かばないと数時間考え込んでしまうことも…。

22:00
作家と次号連載の打ち合わせ

打ち合わせが深夜になることは少なくありません。どれだけ遅い時間になったとしても、徹底的にお互い納得のいくまで打ち合わせをします。打ち合わせ先から帰宅するのが26:00を過ぎることも。