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大人の中に残る子どもの感覚を引き出し子ども以上に表現して、読者を喜ばせたい 和田 誠 第二コミック局「コロコロコミック」編集長 1994年入社

和田 誠は、こんな人

いつくかの幼児誌・学年誌を経て2005年、「コロコロコミック」編集部へと異動。現在は編集長として『月刊コロコロコミック』、『別冊コロコロコミックSpecial』の他、関連増刊・書籍の編集を担う。また、『コロコロコミック』に関わるまんが以外の関連事業の企画、運営の指揮も執る。創刊以来、女性編集者が登場したことのない編集部で自身も小学生の男の子に立ち返り、読者が「面白い」と思えるまんが制作に打ち込む。具体的な業務としては『コロコロコミック』の中で「何をやるか」を決めること。まんがのクオリティを保つには「何かをはじめる時、何かを終わらす」ことが必要なため、その決定判断が重要に。『おはスタ!』では『まこ殿さま』としても活躍。
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FAVORITE 趣味は古い建物を巡る町歩き。老舗の美味しいお店を目当てに出かけつつ、明治から昭和にかけての近代建築も楽しみます。

「面白いことをやってやろう!」
この意気込みがビッグヒットの糧

『コロコロコミック』のような児童まんが誌は、他のまんが誌とその生み出し方が違います。少年・青年誌のまんがは作家と編集者が1対1でつくり出し、その後に映像化されるのが一般的ですが、児童まんが誌は子どもの興味の対象(ゲームやおもちゃ)を手がけるメーカーとコミュニケーションをとりながら仕上げていくまんがも多いのです。たとえば『妖怪ウォッチ』もゲーム会社からの「こんなゲームを考えている」という話が発端ではじまったプロジェクト。読者に楽しんでもらえそうな内容だったことからタッグを組んで子どもが飛びつくようなストーリーを細かいところまで話し合い、結果的に大ヒット作に育ちました。『コロコロコミック』の編集者に最も必要な資質は、「対象者(=小学生男子)を見据え、自分の視点で面白がれるかどうか」。小学生の頃にタイムスリップして考え、そこからビジネスとしての面白さを見い出すことが重要ですね。

コミックの部数増、長寿作育成に向け
編集部が一丸となって挑戦中です

世代を超えて愛されている『ドラえもん』のような作品を生み出すことは、まんが編集者なら一度は考えたことがあるはずです。『妖怪ウォッチ』は確かにブームになりましたが、長年愛されるキャラクターとして生き続けるには、そのための変換作業がまだまだ必要。『コロコロコミック』の枠を出て、女性にも愛されるようになり、そして、読んでいた子どもたちが大人になって、そのまた子どもたちに愛されるようになるための長期的なプロジェクトを少しずつ進めているところですね。編集部にはタイプのまるで違う編集者が15人いて、それはまるで小学校のクラスのよう。バラエティに富んだ考え方、誌面構成、そしてヒット作を長寿作へと変換していくためには、さまざまな得意分野を持つマンパワーがとても重要になるのです。私は編集長という立場からベストな采配を振るい、このチームを育て上げていくつもりです。

和田が芽立った瞬間!

『妖怪ウォッチ』という、これまでやってきた技術や情熱を注ぎ込んだ集大成の作品を手がけられたことですね。関連会社との連携プレーでゲーム・アニメ・おもちゃなど広い展開で考え、それらをタイミングよく世に出すことで人気を得ました。携わっている〝出版〟という活動に対してデジタル化などの大変革が起きている今、『妖怪ウォッチ』を含め『コロコロコミック』が今の刊行形態・発行水準を保ち続けられるようにすることが今の目標ですね。もちろん、できれば拡大もしたいです!

私の履歴書

1994年

「幼稚園」編集部
に配属

学年誌を希望しつつも配属は幼児誌に。戸惑いもあったが「何か面白がれるところがないか」と
模索して過ごす。その後、「おひさま」「めばえ」編集部にも在籍。

1997年

「小学一年生」編集部に異動

約8年在籍。表紙や付録の制作、原価計算、台割制作などを手がける。雑誌の中のページをつくるというより雑誌全体を考えることの一端を担ったため、雑誌制作の視野拡大を実感。

2005年

「コロコロコミック」編集部に異動

翌2006年にデスク、2010年に副編集長、2014年に編集長代理、2015年より編集長に就任。『妖怪ウォッチ』に代表されるような作品を育てるべく、自身のアンテナを頼りに面白いこと探しを続ける。