小学館 RECRUITING 2017小学館 RECRUITING 2017

「夢中で読みました!」次の世代にそう言われる本を紡いでいきたい 髙成 浩 児童・学習編集局「図鑑百科編集室」編集長 1990年入社

髙成 浩は、こんな人

子どものための本をつくることが仕事。特に、毎年11月末に新刊を刊行する学習ビジュアル百科『キッズペディア』シリーズを手がけるのが業務の中心だ。ちなみにこれは総ページ数220超で価格も3,000円強という大きめの本。図鑑にたとえられることもあるが似て非なるものになる。「どういう名前なのか」を調べる図鑑に対して、学習ビジュアル百科は「どういう存在なのか」を教える内容。たとえば〝花〟ならそのものに焦点を当てるのはもちろん、それを取り巻く環境、関わるものなど、さまざまな角度から見た〝花〟を教える。学習というより教養重視の内容で展開するため、「何が子どもの興味のきっかけになるか」を考えるのが日課だ。他にも絵本やホビー系のもの、学習まんがなども手がける。
『キッズペディア』についての詳しい情報はこちら

FAVORITE 休日の日中は子どもとの時間なので、趣味のクロスバイクは子どもが起きる前、早朝に出かけて40?50kmかっ飛ばしています。

つくっているのは子どもたちが
面白がって読み、
興味の幅を広げるワンツール

私が手がけている『キッズペディア』は、その道の偉い先生に「教えてください」と頼んでつくるのではなく、編集サイドで面白そうなネタをピックアップして構成しています。先生にチェックをお願いするのは、進めようとしている方向が「本当に正しいかどうか」のジャッジ。さまざまなジャンルを扱い、それを細分化した情報が載っているのは図鑑と似ていますが、立ち位置がまったく違うものなのです。そんな子どものための本づくりをしている者にとって、重要なのは〝視点〟です。どんなところに興味を持つか、何が書いてあったら「面白い」と感じてもらえるかを考えて、あらゆるシーンで〝ネタ拾い〟をしています。とはいえ、忘れてはいけないのが実際に『キッズペディア』を買う両親や祖父母の存在。「大人の自分でも、知らなかった」という驚きも見え隠れしていないと次のシリーズを買ってもらえませんから(笑)。そんな意識も持って内容を揉んでいるので、充実度には自信があります。

本は多角的な視点がもたらす面白さを
広められる唯一無二の存在

もともと雑誌が好きで、大学生の頃は雑誌代だけで月に20,000〜30,000円使っていたほど。定期購読のものだけでも30誌くらいありました。このことは採用面接の時「嘘だろう」と疑われても反論できるよう、何を読んでいたのか淀みなく話す練習をしましたね(笑)。今はみなさん、電車に乗るともっぱらスマホでしょうが、私たちの時代は雑誌や新聞を広げるのが普通だったんですよ。そんな学生時代を送った私の就職活動は、新聞社やテレビなどを含めたマスコミ業界がメイン。ただ、進めるうちにやりたいことが「出版にしかない」という結論に至ったのです。ものの見方にこだわり「こっちからじゃなくて、そっちから見ると別の見え方をするぞ」ということをしっかり伝えられるのは、やっぱり本だと。そして、小学館は〝ないジャンルがない〟その幅広さと、面白いことにどん欲かつ受け入れ体制が厚い会社です。これからも自分の〝面白アンテナ〟がキャッチすることをどんどん追いかけたいですね。

髙成が芽立った瞬間!

父親になってからは、行き当たりばったりでなく長期的&複眼的にものごとを見て進めることをより意識するようになったと思います。そして、欲をいえば自分の仕事が子どもたちの成長の糧にほんの少しでもなれるといいな、と。先日「おもちゃの飛行機を飛ばして」と子どもにせがまれて近所の公園に出かけ、そこで「飛行機が飛ぶのはなぜなのか、わかるか?」と教えようとして嫌がられましたが(笑)。

私の履歴書

1990年

広告部「営業課」
に配属

時はまだバブルがはじけきる前。広告会社やクライアントに「雑誌に広告を入れてください」と
お願いして回るのが仕事で、夜は関係者と遅くまで飲んでカラオケ。ただ、帰りは深夜でも
通常通りに出社する毎日。

1992年

「ビッグコミックスピリッツ」編集部に異動

主にギャグまんがとグラビアページを担当。広告部時代の経験を活かし、〝クライアント×まんが×当時行ってみたかったアフリカ〟というタイアップ企画を立案。見事、成功させて広告の知識の必要性を感じる。

1999年

第七編集部「図書」編集部に異動

書籍は下準備の時間が長く、2年ほどかけて1冊を出版するという、週刊誌とのスパンの違いに最初は戸惑う。生活スタイルは夜型から朝型に変わり、とにかく新しい企画を考えねばと悩む日々。2000年、デスクに就任。

2005年

出版局「児童・地図」副編集長に就任

『学習ビジュアル百科』の編集業務も同じく下準備に長い期間を要するもの。さまざまな視点や新しい情報を求めて、博物館や美術館にマメに足を運ぶようになる。2013年、同局「児童図書」編集長に就任。

2014年

児童・学習編集局「図鑑百科編集室」編集長に就任
「ドラえもんルーム」も兼務

学習ビジュアル百科『キッズペディア』を年1回発刊しつつ、絵本や学習まんがなども並行して手がける。『ドラえもん』の学習まんがの編集も担当していたことから「ドラえもんルーム」を兼務することに。