足立 健斗

「好きだったら、
しんどくても頑張れる」
ラグビーで学んだ精神が
本の世界でも活かされています

足立 あだち 健斗 けんと

マーケティング局
コミックSP室
2014年入社

足立の人柄
ごまかすことが
苦手で真面目

プロフィール

コミック雑誌・コミックスの販売と宣伝を担うコミックSP室にて販売を担当。レーベルを複数担当し、毎月15〜20点の作品を抱えて作品ごとに販促方法(どう売っていくか)を考えている。販売担当にとって、もっとも重要なことは発行部数を増やすこと。それは毎月、数百点と書店に並ぶコミックスの中でいかに自社のコミックスを手にとってもらえるか、が鍵になる。そのために配本する書店の地域や特徴、過去の実績などさまざまな要素を踏まえなければならない。また、その配本バランスは実店舗だけではなく、売上シェアが伸びているコンビニやネット書店も組み込んで検討。編集部・コミックス宣伝担当と連携しておおよその部数を決めたら、書店と出版社をつなぐ販売会社へ効果的に売れるような配本を交渉する。

私の好きなモノ・コト

社会人のラグビーチームに所属し、毎週日曜日に試合or練習しています。ジムにも通っていて、体を動かして汗を流すと「明日も頑張るか」と気分をリフレッシュできます。ちなみに写真は大学時代のものです。

言葉に動かされた経験者として
今度はそのパワーを届ける役に

本にはたくさんの“言葉の力”が詰まっています。僕は中学からラグビーをやっていますが、高校時代に自分が主将になってチームが弱くなってしまったことが。一生懸命やっても結果に結びつかない現実にモヤモヤし、答えを探して啓蒙書を片っ端から読みあさりました。その中から共感できる教えをチームの指導に活用していくと、あるとき「言葉をひとつ変えるだけでチーム全体の動き方が変わる」ということに気がつきました。鼓舞の仕方、アドバイスの仕方など、同じ内容でも伝え方次第で相手に響く度合いが違うのです。その後、チームはメキメキ成長して東京都大会決勝まで進出。チームをうまくまとめられなかったときは正直しんどかったですが、試行錯誤してがんばれたのはラグビーが好きだったから。そして、“言葉の力”があったから。出版社を志望したのも、ここで学んだ本のパワーを、ラグビーで築いた「好きだったら、しんどくても頑張れる」精神で広めるためです。

「おもしろい」が読者に届くような
新しい仕組みを目下考え中です

僕は青年まんがが好きで、中でも『岳』の石塚真一先生が現在『ビッグコミック』で連載している『BLUE GIANT』は今もっとも夢中になっているまんがのひとつです。サイン会で先生にお会いし、仕事仲間としてお話しできたときは最高に感動しました。と同時に、こうした作品を売る役割を担う者としての責任を再認識しました。“売る”上で特に重要だと思うのが、作品を“認知してもらうこと”。この当たり前のことを実現する難しさを日々感じています。どんなにおもしろい作品があったとしても知らない人にとってはゼロでしかありません。新人作家なら認知度はさらに低くなります。“おもしろいのに知られていない作品”をいかに多くの人の目に留まるようにするかを考えることが僕の使命です。そのために、注文書をつくって書店に配ったり、発売前にプルーフ本(試し読みの冊子)を書店員さんに読んでもらったり、世間の時流を読み解いたり…。たくさんの人におもしろい本を届ける=売り伸ばすという販売の醍醐味を味わうため、いろんな方法にトライしている毎日です。

デスクからみる足立の人柄

足立ってじつはこんな人

飲食店では「ご飯大盛り!」が必須ワード! 一方で和洋のスイーツにも目がなく、関東近郊の有名店は驚異のカバー率。休日には女子でにぎわうお店にも1人で訪問…。そんな愛すべき彼は、食べること以上に仕事に情熱を傾けています。本人は入社時、「コミックにもの凄く強い興味があったわけではなかった」とのことですが、そこから自社他社ともにさまざまな作品を情熱的に読み込み、今や部署きっての知識量と分析力、そして提案力を持ったエースに! 見た目も中身もパワフルな、最強の仲間です。

コミックSP室
今本 統人

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