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Project Story 新マガジン [ディス!] 誕生物語Project Story 新マガジン [ディス!] 誕生物語

実は…社内会議で1度は
落とされた企画だったんです

どんな企画も1か月に1回の大きな会議で、出版できるかどうかが決まります。すんなり通るものもありますが、チャレンジングな企画は特に、一筋縄ではいきません。会議で通らなかった時、3人で集まって「内容を変えたほうがいいかな」「表紙のモデルも考え直さないとダメかな」など、すごく話し合いました。でも、企画内容を変えるのは、本末転倒で意味がなくなると気づき、〝内容は変えず、プレゼン法を変えよう〟と決めました。 自分の考えがいくらいいものだと自信を持っていても、ただ体当たりするだけではわかってもらえないことって、たくさんあります。先輩たちを説得できるような企画説明をとことん考えました。実は、一度落ちた企画をもう一度会議に出す社員って少ないんです。私はつくりたい本のためなら、通るまで何度でも出し続けるんですけど(笑)。

「編集者になりたい」と思ったことは
人生で一度もないんです

23歳の時、一番最初につくった本は「こういう本を読む人ってこういうのが好きだよね」くらいの感覚でつくりました。新人で知識も経験もなかったので、上司の意見ばかり聞いてしまったんですね。「私はそんなに面白いと思えないけれど、上司がOKするならこれでいいか」という考えでした。結局、6000部刷って約1000部しか売れませんでした。その時、作家に申し訳ない気持ちでいっぱいに。自分でこの本の責任を持つ覚悟がなかったんだ!ということがわかりました。それからは「自分だったら100%買う」と思える本しかつくらないと決めました。次に手がけた〝お札で折るおりがみの本〟は10万部売れて大ヒットに。この本がきっかけで小学館に転職できました。読者のニーズに合わせるとか、よく聞きますけど、結果的に「自分が面白い!」と思える本をつくるのが、ヒット作への一番の近道なのかも、と思います。

「編集者になりたい」と思ったことは、人生で一度もないんです。新卒の時は、自動車メーカー、ゲーム会社などジャンルにこだわらず好きな商品をつくっている会社を受けました。だから、編集者になれても特別嬉しくありませんでした。逆に、編集者になりたくて出版社に入った人は、「編集者になれた!」という達成感があると思うんです。私は達成感がまるでないので、面白い本をつくり続けないと退屈で仕方なくて(笑)。せっかく編集者になったし、オールジャンルの本を扱う会社にいるし、いろんな企画を受け入れてくれる体制がある。たくさんのチャンスに恵まれているなら、それを使わない手はありません。だから、「面白い!」と思うことは何でも世に出したいと思っています。『下町ロケット』じゃないですけど、つくる本の面白さ=品質には自信があります (笑)。プライドはつくる本にはあるけれど、自分自身にはありません。だから一度企画が通らなかったくらいどうってことないので、何度でも出すんです(笑)。小学館は〝自信のあるものをつくったら世に出せる会社〟だから、いい会社だと思います!

『This!』という雑誌を通して
読者と好奇心を共有したい

今は「雑誌が売れない」といわれている時代ですが、「面白い雑誌がないから売れないんじゃないか」という気がしています。『This!』を企画した時、「世間に本当に面白いと自分が考える、理想の雑誌を投入したら、どうなるんだろう!?」という思いがありました。「今後の出版業界をどうしたらいいか」という壮大な問いかけに対して、頭のいい人は「こういうビジネスプランがあれば向上する」とかいうけれど、私はそういう小難しいことがわからないので〝もの〟としてそこに存在しないと信用できない。編集者ができる範囲内で考えたら「面白い本を提供する」っていうことしかないんです。 同じ時間を使うのだったら「1冊でも面白い本をつくった方がいいな」と。世間にも〝面白い本〟を待っている人は確実にいます。『This!』の広告クライアントも「こういう面白い雑誌を待ってた!」といってもらえるところがほとんどで、そういった人たちの商品開発の話を聞くとアウトプットは違っていても、私たちと同じ思いでつくられているんですよね。本気でいいものを出せば、共感してくれる人は必ず現れます。1号目で実感できたそんな嬉しい体験をもとに、さらにいい本になるようにしていきたいですね。

First isuue

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