杉本 和希

個性の巣窟のような場所で
おもしろさの
感性を
磨き続けるのが仕事です

杉本 すぎもと 和希 かずき

第二コミック局
『コロコロコミック』
2014年入社

杉本の人柄
子どもっぽい

プロフィール

『コロコロコミック』では『妖怪ウォッチ』『カミワザ・ワンダ』などの新作ホビーやゲームの紹介、投稿ものなど“記事ページ”と呼ばれるものを数十ページと連載まんが『ケシカスくん』『ウソツキ!ゴクオーくん』を担当。記事ページは、たとえば新作ホビーの企画ならメーカーと打ち合わせをし、紹介する商品を決定。紹介内容が決まったらページの構成ラフを作成し、撮影→デザイン・原稿作成へと続く。また別に『別冊コロコロコミック』『コロコロアニキ』も手がけ、最近は前者で新人まんが家と初連載を勝ち取ったところ。さらには『おはスタ』に『カーくん』というキャラで出演、小学館で1番大きなYouTubeサイト『コロコロチャンネル』の動画を毎日1〜2本更新するという多忙ぶり。オンオフの切り替えがないフラットなテンションと持ち前の明るさで、どんな状況にも臆せず立ち向かい続けている。

私の好きなモノ・コト

週末はサウナで汗をかいて、何も考えずにボーッとしています。こういうときにパッといいアイデアがひらめいたりするんですよね。僕は会社が好きすぎて神保町に住んでいるので、徒歩圏内の『ラクーア』は常連です。

『コロコロコミック』は
先輩、同期、作家…
全方位から
「おもしろい!」が学べる場所

『コロコロコミック』の編集部員は16人全員が男性。いわゆる“男子校ノリ”の編集部で、似ている人はひとりとしていません。みんながみんな、自分が担当するコンテンツが「1番おもしろい!」という信念を持って仕事をしています。だからこそ他の人の担当ページを見て「僕では思いつかないな」「考えて、考えて、考え抜いているな」と圧倒されることも多く、仲間ながらにライバル心が刺激されます。現在担当している連載に、小学生の頃にリアル読者だった『ケシカスくん』がありますが、これは読者アンケート1位の超人気まんが。小学館では優秀な作家に新人編集がつき、作家から“編集のイロハ”を教えてもらう習慣があります。この伝統があるから、新人編集者は雑誌の色を吸収でき、日本で最高峰の“まんがのつくり方”を学べます。だから自分のような3年目でも新連載を勝ち取ることができる。編集は作品を“自分にしか出せない答え”としてつくり上げられる仕事だと思います。これからも、自分と読者が楽しめるものをどんどんリリースしていきます。

僕の“らしさ”を見抜いた恩人の
おかげで
トイプランナー志望が一転、
まんが編集者へ

僕は他の人とは少し違う経歴を持っていて、それは学生時代に考案したホビーをバンダイから発売したことです。そのときの担当があの『∞(むげん)プチプチ』を手がけたことで有名な高橋晋平さん。その頃はトイプランナーになりたくてよく高橋さんに進路の相談をしていました。当然、おもちゃ会社を勧められるだろうと想定していたのに、返ってきたのは「君に向いているのは、きっと小学館だよ」という答え。「おもちゃやゲームを手がけたいのに、出版社!?」と、すごく意外でした。その言葉がきっかけで、今こうして小学館のまんが編集者になりましたが、高橋さんが「向いている」とおっしゃった理由を毎日ひしひしと感じています。僕が好きなのは、おもしろいものを生み出すこと。『コロコロコミック』はまんが雑誌ですが、扱うものはまんが以外にもアニメ、ゲーム、ホビーなどかなり幅が広く、そのひとつひとつに対して自分なりの“おもしろい”のエッセンスをどう注入するかが肝。もう毎日が楽しくて仕方ありません(笑)。今、高橋さんとは『コロコロアニキ』の連載で一緒に仕事をしています。自分の“好きなこと”をいち早く見抜いてくれた人と異なる立場でも同じフィールドで働けて、自分のやりたいことがすべて実現できています!

デスクからみる杉本の人柄

杉本ってじつはこんな人

『コロコロコミック』編集部の仕事のひとつに「おはスタに出演して雑誌をPR」というのがありますが、杉本はマジで楽しんで出演している気がします。「仕事が好き」というか「自分が好き」なのでは…。自分をタレントと勘違いしているのでは…。それはさておき、2年前教育担当として、それなりに大変な量の課題を課し続けたのですが、杉本はやりきりました。現在はさらに仕事量は確実に増えていますが元気です。根性はあると思います。

『コロコロコミック』
柴田 亮

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