露崎 瑞樹

“一般常識”
の違う側面を伝えることで
読者にいろんな考え方を
提供したい

露崎 つゆざき 瑞樹 みずき

ポスト・セブン局
『女性セブン』
2014年入社

露崎の人柄
面倒くさがりの
小心者

プロフィール

『女性セブン』は、健康やマネー、事件、芸能など女性の興味の対象が何でも記事になる週刊誌。アイドルオタクから金メダリストまで幅広い人に取材できるところにおもしろみがある。編集部内は、芸能スクープを扱う芸能班、社会問題から趣味、テレビネタ、お笑いまで幅広く扱う特集班、連載記事を扱う連載班、そしてグラビア班と実用班の5班で構成される。彼女は特集班に所属し、現在は「がんと生きる」というテーマに力を入れているまっ最中。「がんにならない方法」や「手術の種類」が特集の対象だった昔と違い「11人に1人ががん患者」といわれる今、その事実を隠している患者の気持ちやお金・家族について定期的に取材している。並行して他記事も担当。担当した企画で印象深いのはグラビア班所属時に手がけた、遠藤憲一さんや大杉漣さんなどの渋い俳優ばかりを取材&撮り下ろした「渋メン特集」。

私の好きなモノ・コト

みんなでワイワイ、2人でじっくり、1人でふらり、どのパターンもそれぞれ違ったよさがあってお酒を飲むのが好きです。冷蔵庫にももちろんたくさんストックしてます。お気に入りのおつまみは、行きつけのお店の焼きトマト。

“決めつけ”に疑問を感じたとき
私の中に記者魂を見つけました

親が購読していたこともあり、『女性セブン』は物心ついたときから慣れ親しんでいた雑誌。週刊誌はエンタメに特化した雑誌の印象が強いですが、『女性セブン』には『[新]われらの時代に』のように社会問題を取り上げる企画もあり、内容の幅が広いのが特徴です。比較的小さな頃からそんな雑誌を読んでいたからか、何か事件が起きるとその背景が気になる癖がつきました。大学生の頃、スパルタで有名な塾のチューターのバイトをしていました。毎日あちこちで叱られている子を見かけるうち、気になりはじめたのが“叱られている側の背景”。授業中に居眠りをして叱られた子に話を聞いてみると「学費を稼ぐために夜遅くまでバイトを掛け持ちしている」という事実がわかったのです。「そんな事情を持つ子でも“居眠り=悪”として叱るべきだろうか?」と私は疑問に感じ、そして社会でもこれと同じように“見えていない理由“を考慮せず、頭ごなしに決めつけていることがたくさんあるはずだと思い至りました。ひとつの事件にもさまざまな側面があることを自分が知るだけではなく、たくさんの人に伝えられたら世の中が少し変わるかもしれない、と意識した、私のターニングポイントです。

今を代表するリーダーが教えてくれた
“いい関係のつくり方”は私の宝物

編集者に必要な能力のひとつに“うまく引き出す力”があります。話術や信頼されるような雰囲気づくりなど、取材対象者が「この人になら」と話したくなる道筋を自然に立てられるかどうかで記事内容の充実度がグッと変わってくるからです。取材中、相手の話を十分に引き出せず悔しい思いをすることもありますが、その反面、自分の成長につながるヒントをもらうこともあります。卓球の水谷隼選手を取材したときのこと。オリンピックの金メダリストという、いわゆる“国民的ヒーロー”なのに、初対面の相手を構えさせないおおらかな雰囲気を持つ方でした。取材のときはとても盛り上がり、トントン拍子で進行できました。そのとき、水谷選手に心を開いている自分に気づきハッとしたのです。どんな人の輪にもスルリと溶け込むコミュニケーションのとり方はまさに私が身につけたいと感じていたものの理想形だったからです。新しいタイプのリーダーから学んだ“成長のヒント”でした。

デスクからみる露崎の人柄

露崎ってじつはこんな人

見た目は綺麗なのに、その口から出てくる言葉が非常に独特。「私」のことを「わい」といったり、上司のことを突然「御大」と呼びはじめたり……話す度に何度か聞き返してしまうようなワードが続々とあふれ出てきます。見た目の綺麗さとのギャップでいうと、以前撮影の際に、自分の腕が映り込むことになったことがあり、そのときに着ていたセーターが毛玉だらけで、皆にあきれられていたのが印象的でした。

『女性セブン』
増田 祐希

3

ページトップに戻る