女性メディア局 CanCamブランド室

まさたに ゆうき

正谷 優貴

2016年入社

35年以上続く歴史ある雑誌に
新しい風を吹かせる編集者になりたい

プロフィール

学生時代、なにげなく買ったトラベルカルチャー誌『TRANSIT』の“美女のルーツ特集”に夢中になった原体験から、雑誌編集に対する好奇心が生まれる。また、大学生のとき「メリーゴーランド京都」という子どもの本専門店でアルバイトをしていたことで、雑誌と児童書の編集を志望するように。『CanCam』編集部では、号によってファッション企画やライフスタイル系の企画を担当。

テーマ、背景、ニーズ、流行…。考えて練り込んだ企画は、おもしろければ新人のものも通る

『CanCam』編集部では、企画を毎月ひとり10~15本考えて、そのうち3本をみんなの前で発表する形式をとっています。詳細を突っ込まれたり、逆に関心を引けなかったり、反応はさまざまです。読者目線で考えることは基本と言われますが、それだけではつまらない。自分がやりたい内容と読者が読みたいものをうまく編集して企画に落とし込むこと。その難しさとおもしろさを、編集部に入ってからずっと感じています。1月号ではカルチャー系のまんが特集という、ある意味『CanCam』らしくない企画を提案したのですが、どうすれば今の女の子におもしろく受け取ってもらえるかを詰めることで、企画を実現することができました。企画を通すように考えることは、さまざまな視点から雑誌に必要なものを見つめ直すことにつながります。編集者に伝わらなければ、読者に伝わることもありません。つまり、おもしろさを表現することができれば、新人かそうでないかに関わらず、企画を通すことができるんです。

自分らしさをページのどこかに組み込む。
それが雑誌の豊かさにつながる

『CanCam』2月号では14ページのファッション企画をひとりで担当させてもらうことに。モデルやカメラマンのキャスティング、ファッションの方向性、どんな構図で、なにを狙ってつくるかなど、そのページをどうやって構成するのか自由にできるため、本当におもしろいです。自分のやりたいことを、なるべく違和感なく落とし込んでいきたいので、スタッフも編集部がいつもお願いしている人たちだけに限らず、企画に合うと思えば、これまで『CanCam』でお願いしていなかったけれど自分が惹かれている人を、積極的に提案するようにしています。さまざまな視点を織り交ぜた企画が1冊の中に混じり合っていることが、雑誌の根源的なおもしろさのはず。歴史のある雑誌だからこそ、これまでにない方向から、自分の強みや個性を活かした刺激を与えられる存在になりたい。そういった若手ならではの提案も、おもしろがってもらえる環境だからこそ、ページや企画について考える時間がたまらなく楽しいんです。

人生を変えた1冊

『NEUTRAL』『BRUTUS』『MONKEY』/1冊は選べませんでした…。どれもあこがれの雑誌です。誌面から熱量が感じられたり、編集者の個性がにじみ出ていたり。こういう“編集者が前面に出る雑誌”を編集したいです。

成長させてくれた1コマ

CanCam専属モデルのデート中の表情を切り取って、長い本文とともに展開するルポ形式の連載ページ。実際にモデルさんがしてみたいデートを事前に聞き、それを元に最初から最後までの構成を考えるため、とても学ぶことの多いページです。

  • 4:30 起床。雑誌を読んだり、アニメを見る
  • 6:00 出社。当日の撮影の流れを確認
  • 6:30 モデル、ヘアメークらスタッフが到着、メーク終了後、ロケバスで移動し撮影
  • 14:00 撮影終了。会社に戻る。
  • 14:30 昼食、神保町のカフェで1時間ほど休憩、読書
  • 15:30 次号の詳細を打ち合わせ
  • 17:00 資料室で担当ページのレイアウトをつくる
  • 19:00 退社。自由時間
  • 21:30 朝が早かったため、早めに就寝

自分を動かす愛用品

「ミナペルホネン」と「ほぼ日手帳」のコラボ手帳にすべての予定をまとめています。「みやがわ」と「YECA」のコラボバッグは、撮影時の小物入れに最適。日々の疲れを取るために280粒の「ハイチオールC」をすぐに飲み切ってしまいました。

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