国際メディア事業局 クロスメディア事業センター

しかま たいすけ

四竈 泰介

2016年入社

映像化におけるすべての業務を
統括し、原作者との橋渡し役を担う

プロフィール

小学5年生から中学2年生まで海外で生活していた中で、『名探偵コナン』などの作品の人気にふれ、日本のアニメーションやまんがの力を感じる。配属は小学館の作品を映像化するための業務全般を担う国際メディア事業局 クロスメディア事業センター。さまざまな会社が関わってくるので、小学館の代表として原作者の意図をきちんと伝えるべく、原作担当編集者と二人三脚で仕事にあたっている。

映像化の現場では、
視聴者の目線を意識する

現在は、週1回、『アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず!』という少女向け特撮テレビドラマの脚本読みに先輩と参加しています。原作者、制作会社、監督などと意見を持ち寄りながら、内容をすり合わせていく作業です。まだ適切な意見を言えるとは思っていませんが、より視聴者に近い立場として、子どもたちの目線を忘れず、かみ砕いた表現になるように、自分なりの意見を言っています。アフレコの現場にも立ち会います。私が指揮を取ることはありませんが、原作と脚本に間違いがないように確認することも大切な仕事。原作者は私たちを信頼してくれているので、ミスや食い違いなどがないように、責任を持って取り組まなければなりません。映像化はかなりインパクトがあって宣伝効果が高い仕事です。うまくいけば原作本も売れて重版がかかることもあります。それが小学館としての目標のひとつなので、しっかりと貢献して、クロスメディアのプロフェッショナルを目指します!

英語力を生かして、小学館作品を海外に。
作品の魅力をダイレクトに伝えたい

普段から「これを映像化したらおもしろいのではないか」という目線で原作を読んでいます。「このキャスティングだったら見てみたい」という想定も考えてみますね。実際に上司にある作品を提案してみて、それがすでに映画化に向けて動いていたことを知ったときは、自分の読みがズレていなかったことを確認できてうれしかったです。将来的には自分の外国に住んでいたというバックボーンを生かして、作品を海外に発信していく業務に携わっていきたいです。海外で出版する場合、宗教の兼ね合いからの規則や法律が厳しい地域があります。しかし、根本的には「この作品はこんなにおもしろいんだ!」というコミュニケーションが重要だと思っています。通訳やエージェントなどを介することなく、実際の出版社当事者の立場で感情も込めて作品の魅力を伝えれば、宗教や規則を飛び越えてブレイクスルーできるはず! 世界の現場でも一番に「四竈に頼もう」と思ってもらえるようになりたいです。

人生を変えた1冊

『GO』金城一紀/中学1年のときに、当時住んでいたオーストラリアの古本屋で買いました。在日コリアンの話です。当時、アジア人すら私ひとりしかいない中学校に通っていて、マイノリティーだった自分の環境にオーバーラップしました。

成長させてくれた1コマ

『あさひなぐ』こざき亜衣/同じ原作から生まれた舞台と映画の違いを知りました。特に舞台化というのは珍しく、貴重な経験になりましたね。舞台と映画がはじまって以降の売り上げも相当伸びたので、自分も少しは貢献できたかなと思っています。

  • 9:00 起床
  • 10:00 出社、メール対応
  • 12:00 昼休み、ランチ
  • 13:00 社外にて担当作品の製作委員会出席
  • 15:00 帰社後、メール対応
  • 16:00 社内にて担当作の宣伝分科会出席
  • 18:30 席に戻りシナリオや契約書を読む
  • 20:00 外での会食へ
  • 25:00 就寝

自分を動かす愛用品

アフレコにもよく立ち会っている『プリプリちぃちゃん!!』のシナリオです。もちろん原作への理解度も高めておかないといけないので、どちらもじっくりと読み込みながら細かい部分を確認しておきます。

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