小学館の就活生応援コンテンツ。就活なんてまだまだ。という方も、我先に!と先発を狙っている方にもお役立ちの、先輩内定者たちが行っていた就活術を、小学館の採用スケジュールのステップごとにご紹介します。あなたもこれで小学館の就活を完全攻略!?

Stage1 情報収集

就活生を最初に悩ませる「企業/業界研究」。
情報収集の方法は意外にたくさんあるようです。
気になる方法はぜひトライしてみよう。

  • 1. 趣味・嗜好にとらわれるべからず

    小学館の本を読むことはもちろん、読む量・ジャンルを増やすように心がけました。まんがを読むことがほとんどの私でしたが、週刊誌も読みはじめました。他社の作品・雑誌と比べ、何がおもしろく、魅力的なのかを自分の言葉で語れるように意識して読むことが面接やESの土台づくりになると感じます。(販売志望/男性)

  • 2. 合同説明会や刊行物もチェックすべし

    12月に就職情報会社主催の合同説明会内で実施された「出版3社(小学館・集英社・講談社)パネルディスカッション」企画を見学して情報を集めました。その他、ホームページを閲覧するなどの一般的な情報収集は行いましたが、主に出版3社での雰囲気の違いを知りたかった私はこの企画が一番の情報源となりました。ちなみに、事業内容や商品の特長などは、各社の刊行物を読むことが(出版社に関しては)何よりの情報集めになると思います。(コミック誌志望/男性)

  • 3. 国会図書館に籠城すべし

    国会図書館に籠って小学館の雑誌を読み込みました。ほぼすべての出版物が納本されているため、かなり昔のバックナンバーから最新号まで読むことができ、非常に有意義でした。私は少女コミック志望だったため、他社の少女コミック誌と比較しながら小学館の雑誌を研究。「やっぱり小学館の少女まんがはおもしろい!」とモチベーションも上がってよかったです。(コミック誌志望/女性)

  • 4. OB・OGは優しいばかりではないと心得るべし

    内定者の方にOBを紹介してもらいました。主に、ESの添削をしていただきました。ときにはキツめの指摘をいただいて落ち込みましたが、それが無ければ出版社に入れていなかっただろうなと思います。(コミック誌志望/女性)

  • 5. OB・OG探しは「VISITS OB」に頼るべし

    「VISITS OB」など、OB・OG訪問ができるWebサービスに片っ端から登録し、血眼になって出版関係者の方にアポを取りました。特に小学館は積極的におもしろい社員の方々を集めたイベント企画があり、本当に参考になりました。私は、その会社で働くイメージを具体的にするために、OBの方の仕事内容や1日の流れを細かく聞きました。また、自分の性格ややりたいことを話して、何の仕事に向いているかなどのアドバイスをいただき、自己分析の材料にしました。(児童学習誌志望/女性)

    VISITS OBとは、
    最前線で活躍する社会人と
    学生をつなぐサービスです

  • 6.「質問会」には“1日入社”気分で挑むべし

    小学館の自社セミナー「先輩社員への質問会」は「実際の会社内に入れる」というのが一番いい経験でした。合同説明会などでも知識を得ることはできますが、小学館の社員の方が実際に働いている社屋へ行き、中へ入ることができるのは面接の前にはこの質問会しかありません。単に質問をするだけなら合同説明会だけでもいいかな…と思っているあなたにこそおすすめしたいイベントです。(コミック誌志望/男性)

  • 7. 自分の妄想を信じ、情報はあえて控えるべし

    自分が触れてきた小学館の本を思い返して「こういう本をつくる会社はきっとこうだ!」という、自分の中の小学館像を信じてきました(笑)。私は自分の考えを確立させるために、あえて受験者の話や内定者の話を聞かないようにして就活していましたが、そこが吉と出るか凶と出るかは人によると思います。ご自分にあった攻略方法を見つけてください。(ファッション誌志望/女性)

Step2 ES(エントリーシート)

ESでのアピールの仕方は千差万別のようですが、
コレといった正解がないのが難しいところ。
さて、あなたはどんなストーリーで自分を魅せますか?

  • 8. 熱い思いを恥ずかしがらずに投入すべし

    秘訣は、恥を捨てて自分をさらけ出すこと。マニュアル通りの綺麗な言葉で武装されたESは、驚く程印象に残らないです。「なんだコイツ…と思われてもいい。私は小学館でこれがしたいんだ! 私ならできる!」という熱い想いを、恥ずかしがらずに書くべきです。(コミック誌志望/女性)

  • 9. ESは“エンターテイメント”と心得るべし

    「ESは、エンターテイメントだ!」が私の合言葉。自分の都合で書くのではなく、読み手のために自分というコンテンツを差し出すのです。そこには、他人の客観的な目によるチェックが欠かせません。私はさまざまな先輩にESを見てもらい、10回ほど修正しました。わかりにくいところはないか、自分という人間をもっと効果的に伝えられないか…客観的な目でアドバイスをもらうことは本当に大切です。(児童学習誌志望/女性)

  • 10. 面接をシミュレーションすべし

    採用選考のほとんどの局面がESを中心に展開すると言っても過言ではありません。ESはただ読まれるものではなく、面接官がそれを見ながら面接を組み立てていきます。きちんと書けば面接で聞かれる内容をある程度コントロールできるので、自信をもって話せる内容を書いておきましょう。つまりは、面接をシミュレーションしながら書くといいと思います。(コミック誌志望/男性)

  • 11. 気になる1文でひきつけるべし

    ネガティブチェックの観点から、①質問に対する答えになっているか、②論理が不明瞭な文章になっていないか、③陳腐な話になっていないか、の3点をしっかりとクリアすること。そのうえで、採用担当の人に「おもしろい!」と思ってもらえるものを目指すことだと思います。奇をてらう必要はありませんが、たとえば最後まで思わず読んでしまうような「1文目」を考えてみるとか。同じ話をするにしても、ベストな順序や言い回しを模索することが大切です。(コミック誌志望/男性)

  • 12. 早め早めの準備がカギと心得るべし

    早い段階からESの内容を考えておくといいです。ダウンロードしてから締め切りまで時間は結構あるので、暇な時間に何を書こうかとぼんやり考えておくのも手。そして、恥ずかしがらずに友人などに内容を見てもらってどう感じたかを確認しましょう。私は時間に余裕があるがゆえにいつも締め切りギリギリで焦ることになってしまいましたが、2、3日前までに書き終えられれば誤字脱字もチェックできます。(ライツ・クロスメディア志望/男性)

  • 13. まずは簡潔に「好き!」を伝えるべし

    とにかく多趣味であることを伝えたかったので、ひとつの質問にひとつの趣味を出す勢いでいろいろなことを書きました。実際に面接ではほぼすべての項目について詳しく聞かれたので、成功したかなと思っています。簡潔にストレートに好き! 働きたい!という想いを書いて、後は面接で補足すればいいのです。 他社のESでも漢字ミスや修正液を使ったりしましたが通過しているので、1文字間違ったからといって最初から書き直す必要はないと思いますよ。(コミック誌志望/女性)

Step3 筆記試験

試験の準備といっても幅が広く一朝一夕とはいかないもの。
だからといって悩んでいてももったいない!
まずはできることからはじめよう。

  • 14. クリエイティブ課題に向けて日頃からトレーニングすべし

    クリエイティブ課題は、日頃のアウトプット量にかかっていると痛感。1,000文字程度の物語を書くといった「長文」系のトレーニングの他に、大喜利や川柳など、瞬発力のいる「短文」系のトレーニングもしておくと完璧。(コミック誌志望/男性)

  • 15. 作文中に恥ずかしくなったとしても最後まで突き進むべし

    回答はとにかくすべての欄を埋めること。特に創作系の問題では、途中で「自分、何を書いてるんだろう?」と恥ずかしくなったとしても、最後まで突き進んだほうがいいと思います。時事問題や一般教養問題は、参考書で勉強することもとても大切ですが、テレビやSNSなどで幅広く流行を追いかけておくのも重要だと感じました。(週刊誌志望/女性)

  • 16. 文豪を自分に憑依させるべし

    おもしろく読みやすい文章を書くために、文豪を自分に憑依させました。具体的には、自分の好きな短めのエッセイを10回繰り返し読み、できればそれを段落ごとに空で書けるようにします。同じものを10回も読めば文章の端々に込められている意図や技術が見えてきます。今っぽく言えば、自身に文豪の文体をインストールする、ですね。(コミック誌志望/男性)

  • 17. 6新聞/週刊誌/エンタメ誌の購読+漢字・英語・数学の復習+普段から読書すべし

    出版社の筆記試験には作文と教養試験とがあります。教養試験対策としては、在京の6新聞をほぼ毎日読むようにし、『文春』『新潮』などの週刊誌や『日経エンタテインメント』『ダ・ヴィンチ』『キネマ旬報』などエンタメ系の雑誌に目を通していました。出版・新聞・通信社のめぼしいところはみんな受けましたが筆記試験で落ちたことはなかったので、この対策のみで十分だと思います。漢字・英語・数学などで特に苦手がある場合はおさらいしておいた方が安全でしょう。しかし結局最も重要なのは作文なので、普段からの読書が最大の対策になると思います。(コミック誌志望/男性)

  • 18. 心の準備に過去問題を活用すべし

    当日どういう形式の問題が出題されるかはわかりませんが、過去の傾向は絶対に把握しておくべき。特に筆記試験は時間制限が厳しく、その場で問題形式を知ってから冷静に解きはじめるのは至難の業。心の準備ができているのといないのとでは雲泥の差です。大問の数や過去出題された問題は、対策本で把握しておくとよいでしょう。(コミック誌志望/男性)

  • 19. 母に山勘させるべし

    自分とは違う視点でニュースを見ている人に最近気になったことを聞いてみると、漏れがなくなっていいかもしれません。私の場合、母に聞いた山勘がおもしろいほど当たりました。作文などのクリエイティブ試験は、何も対策しない方がかえっておもしろいものが書けると思います。出題された言葉の意味などがわからなくても、何かをひねり出して、そこから勢いで書ききれば大丈夫です。楽しんでやってください!(ファッション誌志望/女性)

Step4 面接

面接官も人、そしてもちろん「本」が好き。
あなたと同じ共通点があるからこそ、あなたに興味津々です。
「出会いを楽しむ」気持ちで臨んでみよう。

  • 20. 思い込みで自分を縛るべからず

    最終面接まですべて私服で受けたことが印象的です。私服ということはくだけた雰囲気のラフな面接かと思いきや、思いのほか空気感が硬く、背中に嫌な汗をかいたのを覚えています。けれど、一次面接の終わりに、「君、僕と同じ中学なんだな! 頑張れ」と面接官の方に声をかけていただきました。驚きの事実と共に激励の言葉をいただき、面接官の方は硬い雰囲気にしようとしているのではなく、真剣に面接をしてくれているのだと気づきました。硬い空気感だとか、面接官が怖いだとか、案外自分自身が勝手に思い込んでいるだけなのかもしれません。(販売志望/男性)

  • 21.「好きなもの」に正直であるべし

    四次面接で「本より音楽の方が好きじゃないの…?」と面接官に聞かれ、図星だったので「そうです…!」と本音で答えました。そんな私を採用していただけたことに驚いています。ダメな部分をあぶり出して振り落とすのではなく、おもしろい部分を見つけて拾ってくれる面接なのだと感じました。(コミック誌志望/男性)

  • 22. 面接官は「友達のお父さん」と心得るべし

    受からなきゃダメと考えないこと。「友達のお父さん」とお話をするような感覚でいけば緊張することはありません。おもしろいことを言おうとするより自分のやりたいことを自然に伝えられるかどうかが大事だと思います。面接がよくできたときの服装をまた着たり朝ごはんを同じにしてみたりして験を担ぐのもいいと思います。ちなみ私は普段あまりかけない眼鏡をかけて面接に望んでいました。(ライツ・クロスメディア志望/男性)

  • 23. とにかくニッコニコ笑うべし

    「君すごくニコニコしてるけど、つらい経験とかあるの?」と何度も聞かれたくらい、ニコニコしていました。元々表情筋が硬いので、意識して笑わねばならないと思いそうしていましたが、めげずにずっと笑顔を続けていると面接官側もだんだんつられてニッコリしてくれるものです。後は、OBの方から「面接官も緊張しているんだよ」と言われて以来、相手方に親近感が湧いて、あまり緊張しなくなりました。(コミック誌志望/女性)

  • 24. 面接は「本への愛」を聞いてもらえる場と心得るべし

    「大好きな本の制作に携わってきた方々が、私の話を聞きたがっている」という気持ちで挑みました。好きなまんが、おもしろいと思う雑誌、人生に影響を与えた書籍など、自分の「本への愛」をその道のプロが真剣に聞いて下さると思えば、緊張より楽しさの方が勝ちました。(コミック誌志望/女性)

  • 25. すべてを出し切ったあとは、小学館にお任せすべし

    私は面接で聞かれたことや反省点をノートに書いて、次の面接に生かしていました。あと、「これだけは絶対に言って帰るぞ」ということをひとつふたつ決めておくと、後悔が残らないのでいいと思います。自然な流れで言うチャンスがなければ最後に言おう、くらいの気持ちで大丈夫です。小学館は、個性を歓迎してくれる会社です。緊張してうまく話せなくても、素直な気持ちで挑めば、必ずあなたのいいところを見抜いてくれると思います。(ファッション誌志望/女性)

Step5 内定者メッセージ

「自分に向いている仕事は?」「好きなことがわからない」
「自信が持てない」そんな壁にぶつかったときは、
彼らのメッセージを思い出そう。

  • 26. 譲れない「愛」をぶつけるべし

    出版業界にいる人達はみんな、何かしらへの「愛」を持っている人たちだなぁと思います。まんがや雑誌、作家さん、映画や音楽、趣味やスポーツなどなど…。それらへの「愛」が全部仕事につながりうるおもしろい業界です。就活生のみなさんも、自分の中の譲れない「愛」を、格好つけずに全力でぶつけてください! きっと、おもしろがってくれる人、共鳴できる人がいる職場が見つかるはずです。(児童学習誌志望/女性)

  • 27. こだわりを捨て、広く欲張ってみるべし

    就職活動中は、出会いを大切にしました。終わりが見えないときは、さまざまな企業の選考に参加するのもいいと思います。おもしろいお話が聞けたり、意外なところで、「この人と、この企業で絶対に働きたい」という気持ちになることもあります。自分の志望を再確認することもできます。最初に設定した着地点にこだわりすぎず、欲張りに色んな業界へ出かけて行ってみてください。(週刊誌誌志望/女性)

  • 28. 自分の気持ちを知りたいときは、死ぬ間際を想像すべし

    「この仕事で一生終えていいのか?」という視点はあってもいいと思います。僕は、死んだあと棺桶に収まるのがまんがであってほしいと思い、出版社を受けました。今どうかよりも、死ぬ間際に後悔しないかを考えると自分の気持ちに正直に決められます。終わりから逆算して考えるために、就活の前に“終活”をしてみるのもアリかもしれません。(コミック誌志望/男性)

  • 29. 第二新卒だから不安? 否、就業経験を強みと考えるべし

    私は、第二新卒で内定をいただいていたので他社での就業経験があります。これを読んでいる人の中にも就浪や転職で、就活1回目のキラキラ大学生と一緒に戦うことを不安に思っている人もいるかもしれません。受験は勉強の積み重ねで結果が決まります。就活も同じようなもので「何か」の積み重ねです。人生の回り道だって立派な積み重ねだと私は思います。あとは、その積み重ねをいかにプレゼンするかです! 学生もそうじゃない人も健闘を祈ります!(ファッション誌志望/女性)

  • 30. 周りと自分を比べるべからず

    留学も書店アルバイトも出版社インターンも賞も記録もコネもまったく経験ありませんが、こんな私でも内定をいただくことができたので周りと自分を比べて焦る必要はまったくありません! 約40社受けましたが、やっぱり縁だなと実感しています。失敗が続いても、諦めずに前向きに進んでください。落とされた会社を今では「私を落としてくれて、小学館に導いてくれてありがとう」と思っているくらいです!(笑)(コミック誌志望/女性)

「小学館 就活術 The30」は、2018年度定期採用内定者の声から生まれました。しかし、就活の方法も結局は人それぞれ。実は攻略法がありません(すみません…)。彼らの意見はあくまでも参考です。あなたの社会への初めての旅立ちは、あなただけが味わえるあなただけのもの。どうかあなたらしい就活の術をみつけてください! 小学館は就活生を応援します。