広告局 メディア営業室

おざわ  かほ小澤 歌穂(3年目)

すべてはお客様のために!
“あたり前だけど心地よい”制作進行を目指して。

プロフィール

幼い頃からドラえもんなどのキャラクターが好きで、偶像崇拝のようにぬいぐるみを愛でていたこともあり、キャラクターコンテンツに関わりたいと小学館を志す。大学時代は勉学の傍ら、弓道にのめり込んでおり、ジャージと袴しか着ないおしゃれとは縁遠い生活を送っていたが、入社後はファッション誌『Oggi』の広告担当に。広告の仕事はもちろん、ファッションや美容についても日夜勉強中。【好きなもの】じゃがいも:マックのポテトが特に好き。会社では「おじゃが」と呼ばれている。

毎日がおもしろいかどうかは自分の想像力次第! とにかく好きなものにはまっすぐに。

私は昔からキャラクターが大好きで、日々グッズを集めたりイラストを描いたり⋯⋯絵に描いたような文化系人間でした。友人を巻き込んで、好きなキャラクターのよさを布教するちょっと宗教的な集会を開くこともしょっちゅうで、今考えると嫌がらずに理解を示してくれた友人が多かったのは本当に運がよかったな⋯⋯と思うほどの熱中ぶりでした。また、「ぬいぐるみがあたかも旅行しているような写真を撮る」いわゆる“ぬい撮り”を趣味として、いい歳こいた今もせっせと続けています。とにかく自分が好きなものにまっすぐに没入することが好きなんです。自分の想像(妄想?)力次第で架空の創造物も息をしているように目に映るし、それがあることでありきたりな現実も大きく色鮮やかに変えられるんだなあ、と。そんなキャラクターコンテンツに魅せられて、それらを発信する人になりたい!と思ったのが小学館を選んだきっかけでした。実際のところ、入社して配属されたのはまったく想像していなかったファッション誌の広告の部署だったわけなのですが(笑)。でもそれはそれで、「私って意外にお洋服が好きなのね!」と20数年経ってから新たな自分に出会えたことがとても新鮮で。逆に今は新しく夢中になれるものが発見できて運がよかったなあと感じています。

  • 旅先の思い出写真も、自分の代わりにクマのぬいぐるみを置いて撮影。

  • 大学時代からの友人たち、今でもほぼ週2、3日は顔を合わせています! 仕事に生かせるアイデアが得られることも。

知名度の低さに反比例したやりがいと動かすお金の大きさが、出版広告の魅力!

「雑誌の広告の仕事って具体的に何?」と本当によく聞かれますが、私自身も最初はまったくわからなかったです(笑)。自社の本を「買ってくださーい!」とセールスする宣伝と勘違いされることが多いですが、実際は自社の雑誌などを広告媒体としてクライアントにページを売る仕事。要するに書籍や雑誌を売る以外の数少ない「お金を稼ぐお仕事」です。入社時は勝手ながらお堅めなサラリーマン的な仕事を想像していましたが、今はむしろ「広告ほどたくさんの人と関わりを持ちながら、いろんな仕事をまんべんなくこなせる部署はないんじゃないか!」と思っています。得意先とのやりとりでパソコンとにらめっこする日もあれば、タイアップ広告の校了を一手に任されてペンで手が真っ赤になる日もあります。私自身は複数の仕事を一気に回すのが苦手なタイプなので、いつもヒーヒー言いながら仕事をしていますが、100万、1000万、時には何億ものお金が動く仕事をしているかと思うとそれだけで大きなやりがいを感じます。また、編集部のプラン会議にも毎回参加しているのですが、過去にはプランが通って自分の企画が載ったこともあり(下の写真の時計企画です)! そのときは本当に嬉しかったです! 広告局は出版社の中ではなかなか陽の当たらない部署かもしれませんが、やれることは∞な可能性に満ちた職場だと感じています。

  • 広告の視点から考えた企画が誌面に採用されることも。このペアウオッチの企画は評判もよく、ウェディング特集号で第二弾も実施されました。

  • 掲載される商品の情報に間違いがないか、誌面の校正も広告担当の仕事のひとつ。

しんどいときこそ、支えてくれる「人」のありがたみに気づかされる毎日⋯⋯

今までいいところばかりを列挙してきましたが、正直なところ仕事である以上、楽しいことばかりではありません(クライアント絡みなことも多いのであまり詳しいことは言えませんが⋯⋯)。関わる人間の数がどうしても多い仕事なので、編集部とクライアントとがお互い100%幸せになる方法が見つからず、壁にぶつかって自分の非力さにガックシすることもしょっちゅうです⋯⋯。でもそんな中で私は恵まれているなあと感じるのは、周りに気軽に相談できる人がたくさんいて、時には身体を張って守ってくれる上司がいることです。オフのときは一緒にたこ焼きパーティーをしたり誕生日を祝ってもらったり⋯⋯この距離の近さが小学館の魅力なのかなと思っています! また、私の中で勝手に決めている自分ルールに、「休みの日も必ず予定を入れてひとりにならない」というものがあります。疲れてるときはついつい家でゴロ寝したくなりがちですが、心の疲れを発散させるにはやはり気の許せる友人と遊ぶのがいちばん! 時には仕事に繋がるネタを発掘できたりもするので、まさに一石二鳥です。目標はフットワークが空気のように軽い“アクティブ人間”になることです。

おもしろ層Q&A

Q.もし、小学館に入社していなかったら、何をしている?

A.イルカの調教師を目指していたと思います。25m泳げないレベルのほぼカナヅチ&海なし県出身であったこともあり、昔からイルカと自由に戯れる調教師さんへの憧れが強く⋯⋯。イルカの背中に乗ってサーフィン!みたいなあの技をやるのが夢でした。ついでに「カナヅチでもイルカトレーナーになれる!」的な自己啓発本も出せたら文句なしです。

Q.もし、遊園地に速すぎるジェットコースターと、
遅すぎる観覧車しかなかったら、どっちに乗る?

A.断然「速すぎるジェットコースター」です。よく家でこっそりドライヤーの冷風でやったりもするのですが、あの、顔に風がバァーっと当たる爽快感が好きなのです。あと最近お腹がゆるいので遅すぎる観覧車の「いつトイレに行けるのか⋯⋯」という不安が恐ろしくてたまりません⋯⋯。ゾッとします⋯⋯。

Q.もし、手に入るなら未来が読める能力と人の心が読める能力、どっち?

A.正直なところ、どちらも手に入っちゃうと人生おもしろくなくなりそうですが⋯⋯強いて選ぶなら「未来が見える力」です。自分は“雨女”を超えた“嵐を呼ぶ女”と呼ばれるくらい行く先々で記録的豪雨に見舞われるので、この力で晴れの日を把握できるようになれたらなと。仮に「人の心が読める力」が手に入ってしまったら、今の仕事はきっとやってられません⋯⋯(笑)。

Q.おもしろい(interesting)ことと、おもしろい(funny)こと、
今どっちを求めてる?

A.「読者はこんなことが好きなんだ!」とか「今の世の中ではこんなことが流行っているのか!」など今の仕事はInterestingであふれているので、どちらかというとFunnyかなと思います。大変個人的ですが、ロバートのお笑いライブが好きで⋯⋯そこでたくさんFunnyをたくわえています! きれいにまとめるなら私自身は読者にInterestingもFunnyも届けられるような人間にならねば、と思います。

1日の仕事の流れ

  • 8時30分起床
  • 10時出社後にメールチェック
  • 13時ランチ
  • 14時予定があれば打ち合わせや外出
    (クライアントとの打ち合わせや編集部の会議、時にはコーディネート組みや撮影の立ち会いなども)
  • 17時帰社後にメール&電話対応
    打ち合わせが入ったり、資料の作成をしたり毎日変則的
    校了週はタイアップの校了で夜遅くなることも⋯⋯
  • 22時帰宅
  • 23時お風呂に入りながらPrimeビデオ(プチ贅沢)
  • 24時就寝

発掘!おもしろ層

先日、25歳の誕生日を迎えたときに友人から『Oggi』ならぬ、完全オリジナルの『Ozza(オッザ)』をプレゼントされました(もちろんOggi非公認なのですが⋯⋯笑)。 旅行先での私のコーディネートが解説されていたり、友人出演のパロディ広告が入っていたり⋯⋯表紙や巻末のコラムに至るまで本当に細かくつくりこまれていて、腹を抱えて笑ってしまうほどの完成度でした。小学生のなりたい職業に「YouTuber」がランクインするのも納得してしまうくらい、本当にクリエイティブな世の中になったなあと驚かされたプレゼントでした。

3rd EYE サイト製作者は見た!

変われ、変われ、もっと変われ。

編集部(ブランド室)と営業、つくると売る、双方の触媒となって繋ぐのが彼女の「広告」という仕事。『Oggi』のことに精通していなければならない大役を入社時から3年間任される彼女、しかしどうやらプレッシャーよりワクワクが優っているようだ。「まだ極めきれていないけど、『Oggi』のことなら小澤に聞いておけば間違いないと言われるような人になりたい」。キャラクターコンテンツに関わりたくて、入社時はそれほど興味がなかったファッションも、現在では趣味のひとつとして心から楽しんでいる。仕事は、人を変えていく(実際すごくオシャレに! )。いまを肯定し、新しい自分を発見することに柔軟な彼女の振る舞いは、とても清々しい。(by ネコ偏愛者・制作会社ディレクター)