小学館の未来を担う16人が、改めて見つめ直した自分自身の姿を、志望部署とともに紹介します。
内定者04
内定者による「私の能力」自己分析
好きなことは好き、嫌いなことは嫌いとはっきり言う性格で、自分の思いはしっかり人に伝え、やりたいことは最後までやりきらないと気が済まないタイプです。また、昔はとにかく周りの人を馬鹿にしていて、プライドが高かったです(笑)。ですが、大学に入ってやりたいと思ったことをとことんやりきっていった結果、自然とプライドが削られていき、むしろそれぞれの世界の最前線で戦う大人たちに深いリスペクトをもつようになりました。
そうした自分自身の経験からか、目の前の仕事に誇りをもっている人や、強い意志をもって現実と格闘している人たちが好きです。一方、プライドだけは一丁前の昔の自分みたいなタイプの人は、反動であまり好きになれません(笑)。ただ、そうした人たちは僕自身がまだ知らないだけで、いろんな感情と闘っていることが多いことも最近になり学びました。なので、今はそうした好き嫌いで人を判断してしまう自分を、鋭意立て直し中です(笑)。
小さい頃から人と話すことが好きだったので、ディベートや議論は人より元々得意だったと思います。ただ、大学後半から、それまで机上の空論でも議論が盛り上がれば満足してしまっていた自分を変えたくて、とにかくいろんなことにチャレンジするようになりました。今思うと、そうして得た人とは違う経験や度胸こそが、自分の最大の強みになっている気がします。
また、編集志望という点でいえば、自分自身がまんがを描いていたからこそ、誰よりも作家に寄り添えるということは、ずっと独自の強みとして考えていました。というのも、1ページのまんがを描くのにどれほどの気力と体力がいるかは、実際に描いたことのある人がいちばん理解できると思っているからです。もちろん、自ら描かずとも作家に寄り添える編集者はたくさんいます。ですが、面接の繰り返しの中で自信が削られていく中、そこだけは最後までしっかりと自分の強みとして伝えようと心掛けていました。
大学に入ってすぐ弁論部に入ったのですが、当時の自分は、相手を論破することが議論の理想的な終わり方だと勘違いしていました。ただ次第に、自分の言いたいことを押し通すのではなく、相手の話をよく聞き、議論が盛り上がる“場そのもの”を設計することこそが、もっとも上手な議論のやり方であることに気がつきました。自分の伝えたいことがある時こそ、相手の話を聞く。これは僕が自戒の念もこめて日々心掛けていることです。
ただ、話に熱が入ってしまうと、なかなかそうとはいかないのが就活の本番。途中、かつて克服したはずの癖が戻って、言いたいことだけを面接官に押しつけている自分に気が付きました。そこで、端的に相手の質問に答えられるようにするため、同じ出版社志望の就活仲間を作り、何度も面接練習を繰り返しました。時間をはかり、本番さながらの緊張感の中で、相手の表情を察知し言葉を選びとっていく訓練は、今でも自分の中で大きな財産です。
ゾゾさん、こんにちは。小学館人事のK藤です。
言葉の端々からクレバーさと分析力の鋭さが伝わってくるゾゾさん。自分の考えを整然と相手に
伝えられる力は、出版社で働く上で強い武器になると確信しています。
そんなゾゾさんに質問です。