瀧口 優貴Yuki Takiguchi
- 異動履歴
- 2019年入社/新入社員
幼い頃から噂好きで、小学生の頃は友人の好きな子を言いふらしたりしてよく先生に叱られていました。その噂好きは大学生になっても変わらず、さらにさまざまな分野の話にも興味をもつようになり情報の宝庫である週刊誌を作りたいと思うように。就活はなんとか小学館に拾ってもらい、2019年の7月に今の部署に配属となりました。
驚きと変化の連続。それが週刊誌の醍醐味の1つ。
現在、『週刊ポスト』で特集班に所属しています。特集班では芸能、政治や経済など、あらゆるジャンルを扱っています。おもしろい記事を作るために、日々情報の深層に触れさまざまな業界の人から話を聞くことは欠かせません。そしてその度に「この話って実はこういうことなんだ! おもしろい」と驚き、変化を感じています。
それを特に感じた瞬間の1つが、ある事件の現場取材に行ったときです。配属されて間もない頃「暇そうだし行ってくれば?」と上司に言われ、その事件の加害者とされる人物の自宅と思しきアパートに取材に行きました。初めての現場ということもあり、記者の多さや緊張感にたじろぎました。曲がりなりにも取材を進めていく中、時間も遅くなり雨が吹き荒び始めたので他社の記者たちはほとんど帰ってしまいました。しかし、私はすぐには帰らずに粘って取材をしていたら、いい証言が取れてそれが記事に掲載されました。そのときは「こうやって自分が掴んだ情報が記事として目に見える形になり、読者に届けられるんだな」と週刊誌の醍醐味を感じることができました。
刺激的な毎日を味わえる週刊誌。少しでも興味が湧いたら週刊誌をちらっと覗いていただけると幸いです。
私の1日
- 7:00
- 起床。新聞とテレビでニュースをチェック
- 9:00
- 出社。プラン作り
- 10:30
- プラン会議
- 13:00
- 昼食。人と会う
- 16:00
- 企画について上司と打ち合わせ
- 17:00
- 記者と打ち合わせ
- 19:30
- 退社。会食で人と会う
- 25:00
- 帰宅、就寝
部活動に捧げた学生時代。我が道を行った就活。
学生時代の9割以上はラクロスに捧げました。体育会系の部活だったので週に5日以上練習があり、就活のときも大事な大会が控えていて大忙しでした。部活の同期は商社やメガバンクなどを受けていて、出版社を受けていたのは私だけでした。周りに出版社を受ける人がおらず、部活のOB名簿も見ても出版社のOBはまったくいない。孤立無援で就活を始めました。そこから、なんとか伝手を頼ってOBから話を聞いたり、筆記試験のアドバイスを聞いたりして準備を進めました。しかし、部活動もあったのであまりいい準備ができていない状態で本番を迎えました。その結果、三次面接では「ESの誤字脱字がひどいね」と言われ、配属されてからも編集長に「ES見たけど、日本語が……」と、余程ひどいESを出していたんだなと顔から火が出る思いをしました(笑)。
そんな目も当てられないESでも、こうして面接を突破して働いています。勿論、ESの表面上の完成度も大事ですが、それ以上に自分がおもしろいと思うことを書き、それを読んで相手にもおもしろいと思ってもらえることを書くのが重要です。そして、変に飾らずにそれを面接で伝えることが大事なのだと思います。
自分のやりたいことをとことん突き詰めて実現できる。
就職活動中は何社か出版社を受けましたが、その中で小学館を選んだ理由は自分のやりたいことを若いうちから実現できるからです。
入社1年目ですが、自分の考えた企画が記事になったり沢山の著名な先生方に会うことができたり、身に余る貴重な体験ができています。さらに、きちんとした企画であればどこの部署でも本を作ることができますし、その気になれば新しい部署の立ち上げもできます。
また、小学館はコンテンツを作る会社なので、紙にこだわらず自分がやりたい、おもしろいと思う形で実現できます。私の所属するポスト・セブン局で運営している『News MagVi』という、雑誌のニュースを「タテ型」で配信する動画サービスは、編集者の自由な発想から生まれたメディアの1つです。
そんな魅力溢れる小学館で成し遂げたい夢は、この部署で誰もが知っているようなスクープを取ることです。先輩方は世を揺るがすようなスクープを取っていますが、まだ私は成し遂げていないので必ず達成したいです。