斎藤 穂乃香Honoka Saito
マーケティング局 書籍SP室
- 異動履歴
- 2019年入社/新入社員
小さい頃はお姫様や月に代わっておしおきする戦士、魔法少女が大好きで家でコスプレするほど。小学生の頃に『ハリー・ポッター』と出会い大学まで本に囲まれた生活を送る。就職活動では「子どもたちが時間を忘れて夢中になるような本を作りたい!」と思い、出版社を目指す。
売れるものにはワケがある!
もともとは編集希望で入社しましたが、配属されたのはマーケティング局の書籍SP室。書店からの反応や売上データ、さまざまな本の企画を見ることができるのでとても勉強になっています。私の所属している販売では書店で行う販促案を考えたり、類書の累計発行部数や実売数をもとに部数や重版を決めたりしています。部数や実売数を出すにあたって必要になるのが計算。小学生の頃に2桁の引き算でつまずいてから、算数が大のニガテ(笑) 。極力数字に触れないよう文系ロードを歩んできたこともあり、計算には毎回苦労していますが、先輩方に助けられながら日々奮闘しています!
現在担当しているのは「新書」と「キャラブン!」という小学館文庫のレーベル、そして「一般書の一部」です。これまであまり触れてこなかったジャンルでしたが、どれも奥が深くておもしろい! 自分の世界がさらに広がりました!
まだまだ修行中の身ではありますが、小学館の本を手にとってもらうきっかけを少しでも作れるよう頑張っていきたいです。
私の1日
- 7:00
- 起床
- 9:30
- 出社、メールチェック
- 10:00
- 売上調査、重版検討資料作り
- 14:00
- 会議の資料作り
- 16:00
- 販売会社と打ち合わせ
- 18:30
- 翌日のTO DOリストを作り、退社
- 19:30
- 友人と食事
- 25:00
- 就寝
好きなことに一直線!
学生時代は自由な時間がたくさんあったので、本を読んだり舞台や映画を観に行ったり……とにかく好きなことをして過ごしました。筆記試験で読んだ本の内容が出題されたり、面接で見に行った舞台の話で盛り上がったりと学生時代にのびのびと過ごした経験が就職活動においても役立ったように感じています。なので就職活動中も我慢はせず、フェスや映画、舞台と行きたいと思ったところには積極的に行くようにしていました。また、書店で3年半ほどアルバイトをしていました。特に担当はもっていなかったのでレジ業務中心でしたが、本屋大賞に参加したり、映画の試写へ行ったりと貴重な体験ができたなと思います。
本に囲まれた学生時代を過ごしてはいましたが、就職活動では出版業界一本に絞ることはせず、大の美容ヲタクなので化粧品会社を受けたり、社食がおいしそうだからと建材メーカーを受けたり……と自由奔放な就職活動を行っていました(笑)。結果はどうであれ、興味のある業界は遠慮せず一度受けてみるのもいいかもしれません。
読書人生の幕開けとなるような1冊を手がけたい!
私は自身の経験から、幼少期に夢中になる本と出会うかどうかによって、その後も本を読み続ける人生かどうかが分かれると思っています。また、子どもの頃に好きだった本は大人になっても忘れることはない!と感じています。そんな考えをもって就職活動をしていた私にとって、《出版物が世の中全ての悪いことを無くすことはできないが、人の心に良い方向を生み出す、何らかの小さな種子をまくことはできる。人生の中で大きく実となり、花開く種子をまくという仕事が出版である》という理念を掲げる小学館が魅力的だったということが、小学館を選んだいちばんの理由です。
先日、神保町ブックフェスティバルで児童書の販売のお手伝いをしたのですが、子どもたちが夢中になって図鑑や絵本を読んでいる様子を見て、こんなにたくさんの子どもたちを夢中にさせる力をもつ本を出版している小学館は魅力的だなぁと改めて思いました。私も、誰かが夢中になるようなきっかけを作れたらいいなぁと思っています。