小学館 RECRUIT 2021

山﨑 由里佳Yurika Yamazaki

広告局 メディア営業室(兼)デジタルメディア営業センター

異動履歴
2010年入社/マーケティング局 書籍SP室(児童書の販売) > 2018年より現職

小学生の頃は『ちゃお』『少女コミック(現Sho-Comi)』を愛読、中学時代から海外の小説や映画が好きで文芸の編集職に就きたいと思い、出版社を中心に就職活動を行う。入社後は、8年間書籍(主に児童書)の販売業務を担当。広告局では『ベビーブック』『めばえ』『幼稚園』『ADVANCED TIME』、Web『HugKum』を担当。

出版社の「営業」って?

出版社の営業というと、書店営業を想像されると思いますが、小学館の書籍営業は、ジャンルごとに担当をもち、初版や重版の部数決定、販売会社・書店に何部本を送品するか、フェア等の販促方法を考えるのが主な業務です。社内外含め、仕事上のコミュニケーションについては、マーケティング局で学びました。
現在所属する広告局では、雑誌ブランドに紐付く広告枠をセールスしています。プランニングするのは、紙に限らず、デジタル、イベントなど幅広いです。特に担当している『幼稚園』の付録では、さまざまな経験をしました。異動してすぐ、『幼稚園』が各企業とコラボした付録がネットで話題になったり、雑誌が完売するなどのニュースが続いていました。編集部と相談し、広告企画としてセールスを始めたところ、「幸楽苑」様とのタイアップが決定。町のラーメン屋さんにある店頭模型を、編集部がリアルに再現した付録が話題となり、ネットニュースやTVで多数とりあげられました。
その後も、『幼稚園』とのコラボメニューを店頭で販売してくださったり、雑誌広告賞運営委員会特別賞「銀賞」をいただくなど、雑誌の枠にとらわれない仕事をするきっかけとなりました。

『幼稚園』付録のタイアップ企画。
『幼稚園』付録のタイアップ企画。

私の1日

6:00
起床 子どもを保育園に送る
9:00
出社、メールチェック
11:00
編集部と打ち合わせ~ランチ
13:00
タイアップのオリエン、提案など
16:30
帰社してタイアップの進行
19:30
子どものお迎えは家族と交代のため、週1回の習い事の日は残業して退社、外食して帰宅
赤提灯からミシュランまで、お酒が大好きですが、平日の外食はだいたいファミレスです。
赤提灯からミシュランまで、お酒が大好きですが、平日の外食はだいたいファミレスです。
22:30
子どもをお風呂に入れて、合間にメールチェック、寝落ち

子育てしながら働くことについて。

2015年に出産し、その後育児休業期間を経て、翌2016年に復帰しました。
託児をして働くと、時間に追われ、クライアントとのオリエン直前に、子どもの発熱で保育園から呼び出しがきたりと、日々スリリングではあります。ですが、身内の協力、通勤時間の短縮などで、辻褄を合わせ働いています。広告の仕事は、業務の拘束時間が長いですが、部署の方の理解があることも大きいです。
子ども向けのメディアを担当していると、「ママだから」の意見をよく求められます。仕事につながるのであれば、求められた発言をしますが、子どものいる男性が同じ仕事をしていても、「パパだから」とはあまり言われないですよね。私自身は、「子育てをしながら働く」ことが特別なことだとは思わないし、男女かかわらずそうなるといいなという気持ちで働いています。
休日は、子どもが鉄道好きなので、都電や京急に乗って踏切を見物に行ったり、博物館、公園に行きます。ただ家族の時間と同じくらい、個人の時間も大事だと感じます。映画、読書、買い物、お酒を飲んだり、自分自身の楽しみも大事にして生活を成り立たせています。

5年ぶり5回目にして、子連れ・三世代のフジロックデビューしました。
5年ぶり5回目にして、子連れ・三世代のフジロックデビューしました。

小学館で10年働いて思うこと。

小学館では、多様なコンテンツやキャラクターの権利を有しており、媒体にしばられない多様な業務を担えます。もともと私は、翻訳文学の編集者になりたくて、専門出版社だけを受けようと思っていました。当時は、かなり狭い視野で就職活動をしていたと、反省すべき点もありますが、その中でも総合出版社の小学館に内定したことで、当時の志望とはまったく違う職種を経験することができ、自分の知らない一面に気づくことができました。
出版社の営業セクションに在籍したことで、ただこのジャンルの本が好きだから編集したいという動機だけで、仕事はできないという厳しい現実を知りました。たまたま、自分の作りたい本が、市場で売りやすいジャンルであればまた別ですが、今世の中で売れていない方向性の本を熱意だけで売るのは、どれだけ丁寧に売ったとしてもなかなか厳しい市況だと、マーケティング局にいた経験から思います。
そんなことを考えていると、今存在しない本を作るものづくりには向かないと思うのですが、現実的思考に至ったのには、入社以来、売上やコストを考える部署にいたことが大きいです。出版不況といわれますが、活字文化の継続の一助になれるよう、経験を活かせたらと思います。

自宅の本棚。仕事に直結しない読書を細々続けています。
自宅の本棚。仕事に直結しない読書を細々続けています。

MOVIE

ずっとずっと夢みる大人への一問一答

  • 昔からずっとずっと変わらないあなたの癖はなんですか?

    浪費癖(バッグ、洋服、コスメ)。

  • 誰にでもなれる世界があったら誰になりたい?

    映画『(500)日のサマー』のサマー。自由なひとになりたいです。

  • 大人になったな〜と思う瞬間はどんなとき?

    1人でできないことが減って、人見知りをしなくなりました。

  • ドラえもんがいたらどんな道具を出してもらいますか?

    どこでもドア。
    保育園の送迎が楽になるので

就活生のみなさんへ

自分の就職活動から時間が経っており、アドバイスはできませんが、自分の経験をお話しすると、国会図書館に通って普段知らない出版社についてリサーチするのは、とても楽しかったです。サークルにも入らず、内にこもりがちな大学時代を送りましたが、就職活動はなんとかなりました。就活中の友人は、他業界にいても、今でも連絡をとりあう親しい仲です。広い視野をもとうとするだけで、変わってくると思いますので、頑張ってください。

小学館の子育て制度

出産休暇
産前・産後各8週間(多胎の場合は産前14週間)。
育児休業
女性:出産休暇満了日(産後8週間を基準)の翌日より1年間または、生児が満1歳に達した4月末まで(※要件を満たした場合は、最大で2歳の誕生日まで延長可)。
男性:生児が1歳2か月になるまでの1年間。
育児時短
産後休暇・育児休業終了後、3歳の誕生日の前日まで、1日2時間まで勤務時間の短縮が可能。
その他 
ベビーシッター会社との法人契約あり。また、ベビーシッター費用の補助もあり。