ニックネーム:まはる <女性>
専攻学部学科:(院)文学研究科美学美術史学専攻
配属志望部署:宣伝
幼少より続けてきたピアノを通して、作曲家の想いを観客に届けてきました。そのために、作曲家がいつ、どこで、どのような状況で、誰のために作品を作ったのかを調べ、そのうえで観客が心地いいと感じる演奏とは何かを考えました。音色のバランスやペダルのタイミング、鍵盤に触れる指の角度など、腕の使い方から演奏時の姿勢まで徹底的にこだわることで「魅せ方」を探求。さらに時間がないことや充実した環境にないことを言い訳にせず、日々最低5時間は練習した結果、コンクールで多数入賞し、国内外でコンサートや音楽祭に出演。さらに、テレビドラマで挿入曲を演奏(1度だけ)したり、音楽教室で子どもたちに教えたり(ヴァイオリンや音楽理論)とさまざまなことを経験してきました。また、趣味の城巡りや山登り、競馬では、必ず現地の人に話しかけ、おすすめの食べ物や仕上がりのいい馬を徹底的に質問しました。「緊張せず」「貪欲な」性格だと思います。
面接終了後、ほぼ毎回面接官の方から言われた一言です。もちろん、面接直前の待機場所では周りの就活生が超人に見え、「通りますように⋯⋯!」と心の中で思わず願った事もありました。しかし、面接会場に入るといつの間にか緊張がほぐれ、目の前の面接官の方々と面と向かってお話ができるという事に心躍らせている私がいました。特に出版社の就活は自分の「好き」が伝えられる場です。その「好き」を最大限に伝えようと集中した結果、面接を楽しむことができ、面接の度にタイトル通りの言葉をいただけたのかな、と思います。
発想力に自信がなく、企画を聞かれたら怖いなと思っていた矢先、「もしファッション誌の編集になったら、どんな企画をやってみたい?」と某出版社の面接で突然聞かれました。ESや面接の流れにはファッション誌の「ファ」の字もなかったのに!と思いながら頭をフル回転させて企画をつくった結果、事なきを得たのですが、今でも思い出すと胃が痛くなります。そのため自宅の本を改めて読み返し、再度企画を考えました。その後も複数の出版社でまんがや書籍、雑誌についての企画を聞かれたので、複数のジャンルに渡って企画を準備していました。
知りたい!学びたい!という「貪欲さ」だけは、仕事・私生活問わず常に意識していきたいです。あるひとつの事を掘り下げていく「貪欲さ」もあれば、たとえば大学で複数のサークルを掛け持ちするなど、やりたい事をまずはやってみるという「貪欲さ」もあると思います。そのどちらの姿勢も大切にし、マニアックさと多趣味な部分を兼ね備える出版人になれるように、努力していきたいです。そのためにも、たくさんの人やモノ(本)、場所に触れ、さまざまな考え方やあり方に共感し、助言は真摯に受け止め、何でも吸収して自分の力に変えてやるぞ!という気概をもって貪欲に働くことを大切にしたいです。
まはるさん、こんにちは。小学館人事のM島です。人当たりがいいけれど、とてもこだわりの強い人。それがまはるさんの印象です。だから入社後はきっと、ひとつひとつの仕事を自分色に染め上げ、積み重ねていくのだろうなと思っています。そんなまはるさんに質問です。
小学館で働く上で「これだけは大切にしたい!」
と思うことを教えてください。