過去の質問会で先輩社員が答えた職種別FAQ<デジタル・ライツ・クロスメディア>

デジタル

Q. デジタルで仕事をするにあたり、必須のスキルは何ですか?
A. 必須となるようなスキルはないですね。「デジタルに慣れ親しんできた感覚」そのものが強みになると思ってほしいです。
Q. デジタルの部署にはどのような人が向いていますか?
A. 現在のデジタル事業局は、編集・販売・広告・制作など、さらにはIT企業出身者まで、いろいろな出自・経歴の人が集まった部署です。どのような人でないとだめとか、特定の資格がないとだめ、ということはありません。扱っているのが全社のコンテンツで、仕事上お付き合いのある相手も、ゲームやアプリの会社、家電メーカー、電子書籍ストアなど多岐にわたるので、興味の幅の広い人のほうが向いているといえるかもしれませんし、より仕事を楽しめるのではないかと思います。
Q. 小学館のデジタルコミックの強みはなんですか?
A. 大人の女性向けのコミックが充実していることです。いま、デジタルコミック市場では30代~40代女性の購買力が非常に強いといわれています。小学館には大人の女性読者をターゲットにしたコミック誌が複数あり、そこからデジタルならではのヒット作がどんどん生まれてきています。

ライツ

Q. 今のライツのお仕事で充実感を感じた瞬間は何ですか?
A. 作家の先生から契約書内容について無理な注文がついたり、難しい変更を迫られたときに、こちらの知識をフル動員して説明内容を作成し、編集者を通じてメールで作家の先生に転送してもらったら、あっさりご理解いただけたうえに、ご丁寧なご説明ありがとうございます、とお礼をいわれたようなときですね。
Q. 今後会社でどのように仕事をしていきたいと思っていますか?
A. 出版契約のことならアイツに聞けばすべてわかる、著作権のことならアイツに聞けば間違いない、という絶対的な存在になれればいいなと思っています。実際にあったらイヤなことですが、休み中にもかかわらず「あの人に聞かなきゃどうにもならない」と休暇先にまで電話がかかってくるくらいの存在になれればスゴいなと思っています。
Q. 現在の国際ライツ業務のやりがいなどを教えてください。
A. 担当する国の市場などは、小学館では自分が一番よくわかっているわけです。だからこそ社内のコンテンツをその国にどう紹介していくのか、自分自身で考えなければなりません。その意味で、比較的自分の判断が会社の業績に影響する仕事だと思っています。また、その国が絡む大きなプロジェクトがある場合、国際事業センターの人間がそのまま担当になるケースもあり、いろいろなことができておもしろいです。たとえばタイでは、大手出版社4社(講談社・集英社・KADOKAWA と小学館)とアニメイトが共同で出資をしてバンコクにアニメイトの店舗をオープンしました。一緒にプロジェクトを進める中で他社の人たちと仲良くなり、同じ業界の横のつながりもできました。そのような仲間と日本のまんがという文化を世界に紹介していけるのは楽しい仕事です。
Q. 担当する国によって、求められるものは違うのでしょうか?
A. もちろん、文化や経済状況が違いますので、国によって求められる仕事は変わってきます。たとえば、中国や韓国担当だと、取引先と会食時にお酒を飲むケースも多いので、お酒が飲めたほうがいいかと思います。

クロスメディア

Q. コミックや小説が、アニメ化・ドラマ化・映画化されるプロセスについて教えてください。
A. テレビ局や映画会社やゲーム会社から企画の持ち込みがある場合もあれば、小学館側から自社作品を売り込んでアニメ化や実写化してもらう場合もあります。前者の場合、制作プロダクションや映画会社、テレビ局から編集部やクロスメディア事業センターに、映画化の企画が進んでいるか、実現の可能性があるかなどの問い合わせがあります。そこで作家、編集部の意向を聞いたうえで、企画を進めていいかどうかを判断するわけです。すでに企画が進行中だったり、作家がどうしても映画化したくないとか、コミック単行本の巻数が少ないので時期尚早であるとか、さまざまな理由で断ることもあります。またビジネスとして成り立つかどうか、ビジネスプランを持ち寄って検討。そういったことをクリアして初めてGOサインが出され、映画の企画がスタートします。その後、製作委員会が立ち上がり、パートナー各社が決まり、映画公開に向けていろいろな取り組みが行われるわけです。
Q. 原作者・編集部側と映像化する側とで作品をめぐって意見が対立する事はありますか? またそうなった場合、どのように対応しますか?
A. 映像化の際にはいろいろなケースがあり、原作者・編集部側と映像化する側とで意見が対立することもしばしばあります。そのような場合、自分たちがその間に立って調整を行います。

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