社員を知る

しゃぼん玉製造機

マーケティング局 コミック事業室
M.K(2024年度入社)

私の印象を人事の方にお聞きした時に、「う~ん……しゃぼん玉製造機」と言われました。そんな綺麗な存在かはわかりませんが、言葉や作品で周りを明るく楽しくできたらいいな、とそのことばを心のお守りにしています。

社員を知る
お仕事でイベントに参加することも。担当の『ちゃお』『Sho-Comi』のイベントでは実際の読者の反応が本当にかわいくて癒されました。

仕事内容について

現在の業務内容を教えてください。

問、どのくらい面白いかを数字で求めよ。

マーケティング局コミック事業室という、10回に一度は噛みそうな名前の部署に所属し、紙のまんがを売るお仕事をしています。自分が面白い! と思ったものをどのくらい世間の人が面白い! と思ってくれるか考え、流通させるコミックスの発行数を決めるのが主な仕事です。自分の感覚を数字にして出したものがどのくらい世間と合っているのか、毎回答え合わせにドキドキしています。ずれるともちろん落ち込みますが、合致したときはたくさんの人に共感してもらえたのだと嬉しくなります。

やりがいや、大変に感じるのは
どんなところですか?

「紙」でまんがを買ってほしい

スマホでまんがを手軽に読める今、紙まんがの位置づけは以前とは変わってきています。紙のまんがをたくさん買えば、場所がどんどん埋まってしまうわけで……。紙で買ってもらうための工夫が必要になってきています。そしてそのヒントを一番持っているのが、実際に売ってくださっている書店さんです。
私の所属するチームは会社の中で最も書店さんとの距離が近いので、そこで対話するなかで生まれたアイデアを実際に企画の形にして、編集部に提案することもあります。付録を付けるのもその工夫の一つですが、売り場に近い私たちだからこその視点で、紙まんががどうしたら売れるのかを日々模索しています。

就職活動について

学生時代の過ごし方、
就職活動の際の「軸」を教えてください。

とにかくまっすぐ飛び込む!

大学1年生の時がちょうどコロナ禍だったので、1年目は一度も大学に行けずとても寂しい日々でした。その反動で2年生から友人を作るべく対面授業を取りまくり、合唱団に入り、バイトも始め……とにかく「人と関わりたい!」という理由だけでいろいろなところに飛び込みました。就職活動も、「本が好き」「絵本をつくりたい」の軸のみで就活し、出版社に入りたい!と決めました。周りにはもう少し業界を広げたら?などと言われましたが、結果、この無鉄砲さが意外と功を奏したかなと思います。

最終的に小学館に入社を決めた理由は
なんでしたか?

小学館一次「会話」

面接でお会いする社員の方々が、「面接」ではなく「会話」をしてくださったことがすごく印象に残っています。ほぼ雑談で終わる回もあり、面接後に「楽しかったな~」と思えたこともあったくらいでした。面接で口裂け女の足の速さについての話で盛り上がったのは良い思い出です。ちなみに100Mを5秒で走るので、遭ったらおそらく逃げられません。※諸説あり

私の面接練習をいつもそばで聞いてくれた(?)愛犬です。スーツに毛が付くので触れ合う時はコロコロ必須。
プライベートについて

プライベートについて

外に出よう! 声をだそう!

家にいると、びっっっくりするくらい何もしないままただ時が過ぎてしまいます。夕陽を見ながら自分の怠惰さを嘆く一日になってしまうので、休日はとにかく人を誘って、展示会やイベントなどに参加するようにしています。最近ハマっているのはリアル脱出ゲーム。コナン君のようにキレキレな推理は全くできないのですが、わーきゃー言いながら動いて頭を使って知らない人と協力して……という非日常的な体験は、かなり楽しくオススメです。
また、小学校の時やっていたゴスペルを社会人になって無性にやりたくなり、ほぼ衝動でゴスペル教室に入会しました。小学校から大学までやっていた合唱ではアルトパートしか担当したことがなく、自分の声は低いと思っていたのですが……初回で先生に「キーが高いからソプラノだねえ」と言われました。自分が今まで知らなかった新たな自分の可能性に震えています。

社員による一問一答!

あなたの好奇心の種はなんですか?

人と話すこと。人と話して自分の見えていなかった世界を知るとわくわくします。自分の中だけだとどうしても偏りができてしまうので、人の好きなものを聞いて、一緒に見て体験して、世界を広げるようにしています。

小学館で咲かせたい思い、夢はなんですか?

「時を超える絵本」をつくりたい、です! 何代も何代も、母から子へ、おじいちゃんから孫へと、受け継がれてずっと人と共に生きる絵本をつくることが目標です。

仕事ではどんな人たちと関わりますか?

私の部署は営業ということもあり、小学館の他部署の方をはじめとして、取次さん、書店さん、デザイナーさんなど、様々な方と関わりを持ちます。一冊の本に関わっている人の多さに、いつも驚かされています。

あなたの人生の「とっておきの1冊」を
理由とともに教えてください。

安野光雅先生の『旅の絵本』。何度も何度も繰り返し頁を捲りたくなる素敵な一冊です。

就活生へのメッセージ

就活中は気分が沈んで、全てが嫌になるときがあります。私も心配で眠れなくなったり、人生初の抜け毛に悩まされたりしました。でも大なり小なりみんな苦しいのは同じです。なので、どうせ苦しいのなら、「その苦しさをも乗りこなしてやるぜ!」くらいに楽しんでみてください。人生に一度の大舞台、応援しております。

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1日のスケジュール

  • 6:30
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    起床

    布団の中でうだうだ……。

  • 9:30
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    出社

    メールや、自分の担当レーベル
    作品の売上を確認します。

  • 11:00
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    検印

    編集部から回ってきたカバーや
    帯のチェックをします。

  • 13:00
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    昼食

    先輩や同期と神保町のおいしいものを
    日々巡るのが楽しみ。

  • 14:00
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    会議

    編集部とこれからの施策についての
    打ち合わせを行います。

  • 19:00
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    終業

    部署の先輩方とおいしくお酒を飲みに外へ。

  • 22:00
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    帰宅

    ゲームをしたり、犬の散歩に行ったり
    リラックスタイム。

  • 24:00
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    就寝

    6時間以上は寝たい派です。