好きこそものの上手なれ
制作局 制作二課
T.A(2014年度入社)
入社して早10年あまり。新入社員時代から制作局一筋です。入社当初は編集者志望でしたが制作の仕事の奥深さにはまりました。社内において造本のプロフェッショナルになるべく日々精進しています。
現在の業務内容を教えてください。
企画から発売まで知識を武器に伴走します
企画段階から本を作るのにいくらかかるか(=原価)を計算し、作家さん・デザイナーさん・編集者の思い描くアイディアを造本の知識を元に安定的に生産できる形へと落とし込んでいきます。発売日が決まったらスケジュールの管理をし、新たに出てくる造本上の懸念点を都度潰し、発売日までなんとか漕ぎ着けます。一般的な本だけではなく、豪華なボックスに複数アイテム入った商品や雑誌の付録なども担当します。
やりがいや、大変に感じるのは
どんなところですか?
制作にはものづくりの楽しみがあります
一口に本と言っても内容、判型、ページ数、デザインなど様々な条件によって紙や印刷・加工・製本の適切な選択肢が変わります。企画段階から流通へ納めるまで長いスパンで本作りに携わることができます。印刷機や製本機についての知識も必要で、数え切れない種類の紙の見本を片手にウンウン唸ったりします。印刷会社や製本会社などその道のプロの方と日々やりとりもあり、社内でも特に『ものづくり』していると感じられやりがいのある部署かと思います。
学生時代の過ごし方、
就職活動の際の「軸」を教えてください。
好きって気持ちで充分じゃない?
就活生の基本のキ「自己分析」で悶々とし早々に挫折しました。人間関係でも「私のこんな強みがあなたの役に立ちます」と言われるよりシンプルに「好きだ!」と言われる方が響きませんか?結果100社近くからお祈りメールを貰ったので決して参考にならないと思いますが、「好き」を軸にしているので後悔もなければ社会人になってからもキャリアで悩んだことはありません。
最終的に小学館に入社を決めた理由は
なんでしたか?
再チャレンジしてよかった!
就活は大学時代と卒業後の2度経験しています。1度目では小学館はエントリーシートで落ちていたので、2度目はとんとん拍子で進み不思議でたまりませんでした。けれどジェットコースター殺人事件ごっこで遊んで育ち、朱雀七星士の死とセカチューでわんわん泣いたことを昨日のように覚えている『Oggi』・『美的』の読者としてはなんて有り難い内定! 全く悩むことなく入社を決めました。
男の子のママです
プライベートは子どもと過ごす時間に充てているため自分のやりたいことにほとんど時間を割けていません。と言うと少し残念な人感が否めませんが、数ヶ月後には小学校に上がる息子もきっとほんの2、3年で親離れが始まるでしょう。子育てに追われるのは人生において本当に僅かな時間だと思うと、手が離れたときに後悔しないよう今を大事にしたいと考えています。むしろ産前より増えたと感じる仕事とプライベートとの両立は一筋縄では行きませんが、社内には先輩ママが大勢いらっしゃって、働きやすい制度も整っており、何より局内の人間関係に恵まれて、忙しくも充実した毎日です。記念日等休暇や夏期休暇は子どもとレジャー施設に行きます。最近はレゴランドやキッザニアに行きました。水族館で真珠取り出し体験をして、その真珠で一緒にペアリングを作りイチャイチャするなど子どもというより小さな彼氏とのデートを楽しんでいます。
社員による一問一答!
あなたの好奇心の種はなんですか?
息子です。彼の好奇心によって自然と私の好奇心も広がっています。また、1人の親として実感を持って教育書、絵本・児童書、ドリルなどへの興味関心が高まり、それが仕事にも活きています。
小学館/小学館社員の
ここが好きという部分はなんですか?
書店でよく見かける売れ筋の本以外に社会的・文化的価値のある本がたくさんあるところが好きです。(美術全集・文学全集、点字絵本など)デジタル化が進む中、辞書の新刊を出し続けるところも誇りに思います。
仕事ではどんな人たちと関わりますか?
印刷・加工・製本・用紙代理店各社の営業さん、担当する編集部、マーケティング局、広告局など社内外で多くの方と関わりがあります。
あなたの人生の「とっておきの1冊」を理由とともに教えてください。
『ダレン・シャン』シリーズ。出版社を志すきっかけとなった本です。この本の当時の制作担当者と今同じ部署で働いています。私としてはなんともエモい職場です。
就活生へのメッセージ
就職活動を終えて何年も経った今でもやってみたら意外と楽しかった、まだまだ何度でもチャンスがあると感じる場面は沢山あります。就活で人生決まるとかそんなこと全くありません。この先何度もある通過点のひとつとして気負わずに臨んでください。お仕事ご一緒できる日を楽しみにしております。
1日のスケジュール
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6:30
起床
子どもが起きる前に身支度します。
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9:00
出社
前日夕方以降に届いた印刷物を確認します。
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12:00
昼食
局メンバーで外食。一番楽しい時間です。
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14:00
打ち合わせ
編集部と新刊の企画について打ち合わせ。
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17:00
退社
帰りの電車の中でラジオを聞きます。
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18:00
保育園へお迎え
この後寝かしつけまで怒濤の数時間。
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22:00
自由時間
アニメ・ドラマ鑑賞と読書タイム。
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24:00
就寝