PROFILE
- NAME
- M.K
- DEPARTMENT
- 制作局 制作三課
- CAREER
- 2021年度入社
- あなたをひとことで
言うとなんですか?
本のマネージャー
「制作局」と聞いて仕事内容を想像できる方はほとんどいないのではないでしょうか。私もこの部署の存在すら知らぬまま入社しました……。ざっくり言ってしまうと、制作担当は本のマネージャーのような存在だと考えています。新刊の企画段階から本を作るのにいくらかかるのか(=原価)を計算し、発売日が決まったらスケジュール作成、進行管理、発注をします。不安なことがあれば編集部やマーケティング局などの他部署、印刷所や製本所など他社の方々と相談し、調整に調整を重ねて発売にこぎ着けます。さらにそこで終わりではなく、実際にかかった費用の支払い処理や不良の交換対応まで行うのです。
本の進行・コスト・製造面に常に寄り添う、まさにマネージャー的存在の制作担当はカッコよく言うと縁の下の力持ちのようで、大変ながらもやりがいが大きい仕事だと感じています。
やりたいことを、好きなだけ
大学時代に始めた演劇からなかなか抜け出せず、友人と企画して土日に演劇ワークショップを行っています(ちょうど今もその準備中です!)。春からボイストレーニングにも通うようになり、一体自分は何を目指しているのかわからなくなりそうです。
特に入社2年目になってから、いかに休日を楽しむかをよく考えるようになりました。プランを練りすぎるあまり、金曜日はワクワクして眠れなくなるくらいです(小学生?)。気になるカフェを巡ったり、お気に入りの雑貨屋さんでアクセサリーを吟味したり、ネイルをしたり、自宅アフターヌーンティーを開催したり……やりたいことは尽きません。そうやって心ゆくまで楽しんだ休日の後は、とてもすっきりした気持ちで週明けの仕事に臨めているような気がしています。
これからもさまざまな本を出版できるように
コミック誌から図鑑、超大型の美術本まで、ありとあらゆる種類の書籍を刊行しているのは小学館ならではの魅力だと思います。特に制作担当は複数の編集部を担当するため、その幅の広さを日頃から実感しています。
制作担当には本の進行管理という実務のほかに、造本の知識と経験を蓄え、編集部に対して技術面でのアドバイスやよりよい提案をする役割があると考えています。本をつくっていく上で、どういった点に気をつければ安全性や品質が保たれるのか。編集部やデザイナーのやりたいことをどうしたら叶えられるのか、代替案はないか。そういったことを知識や経験をもとに検討できる人がいなければ、本はどんどん均質で簡素なものになっていってしまう気がします。小学館の魅力の1つである幅広い本のジャンルを守っていくためにも、日々勉強していきたいと思う今日この頃です。
大学ではなかなか進路を定められず、法学部から農学部に転部し、就職も迷いに迷った挙げ句、小学館に入社しました。さまざまな方面に「好き」を感じては突っ走り、迷走してばかりのこれまででしたが、今は造本という新たな「好き」を発見し、深く究めたい気持ちが高まっています。迷走もそろそろ終わりかもしれません。