多賀 香子

PROFILE

NAME: 多賀香子 KYOKO TAGA
DEPARTMENT: 第一コミック局デジタル・モバフラ編集室
CAREER: 2017年度入社
COMMENT: 昔から漫画を読んでいると他のやるべきことを忘れてしまい、怒られ続けてきました。「漫画をずっと読んでいられる仕事なら、40年間続けられるかもしれない」と思って入社しました。もちろんそれ以外の仕事もたくさんありますが、今は会社で漫画を読んでいても誰にも怒られなくて（むしろ褒められて）、幸せです。
あなたをひとことで 言うとなんですか？

恋バナが仕事です

少女まんがの編集をしています。作家さんと打ち合わせをして話の内容を相談し、プロット→ネーム→下絵→原稿をチェックするのが主な仕事です。
この仕事でいちばん面白いのは、作家さんとの打ち合わせです。「私だったら誕生日にこのサプライズされたらうれしい」「いやでもサプライズってキャラじゃないよね...」など作家さんと恋バナを戦わせ、どうしたら女子をキュンとさせられるかを考えています。そして打ち合わせの結果、私の想像をはるかに超えた面白いネームが上がってきたとき、作家さんへの尊敬と、やりがいを感じます。

一方でいちばん大変なのも、打ち合わせです。まったく作家さんと意見が合わなかったり、よいアイデアが浮かばなくて、電話打ち合わせなのにずっと沈黙が続くこともあります。とはいえ過程がどんなに大変でも、完成したまんががおもしろければ、すべて報われます。おもしろいと思えるまで粘ることも、必要な仕事だと思います。

自宅ボドゲカフェ化計画

ステイホームが推奨され始めた1、2年前。もともとインドア派だった私は、何の問題も無く適応できると思っていました。でも、いざずっと家にいると寂しくて…同僚や友達との雑談がどれほど大事だったかを思い知りました。
そこで、家に近所の友達を数人呼び、ボードゲームをするという趣味を始めました。ボドゲを集めて棚に陳列して、自宅をボドゲカフェ化。定期的にボドゲ会を開催しています。

ただ私がギャンブル好きで、その上負けず嫌いなせいで、ゲーム中はゲーム以外の話ができません。雑談がしたくて始めたのに本末転倒になってしまうくらい、今ではすっかりボドゲ沼にハマっています。ちなみに今おすすめのボドゲは「Canvas」。透明なカードを重ねて絵を作る、オシャレ度No.1なゲームです。

漫画家：編集者＝1：1

5年前に新入社員で念願の編集部に配属されて、まず驚いたことは「私1人で担当する漫画家さんがたくさんいる！」ことでした。中には私が中学生のときから愛読している作家さんもいて、とてもうれしかったのを覚えています。
例外もありますが、基本的に小学館の少女まんが編集部は、作家さんと編集者1対1で打ち合わせをします。担当の編集者が自分しかいないので、最初は重い責任を感じて緊張しました。でも同時に、最初から仕事にやりがいと楽しさがありました。

年齢や役職に関係なく、1人ひとりが深く作品に関われるところが、小学館のいいところだと思います。このいいところを存分に生かして、自分の興味に沿った企画をもっと立ち上げることが、これからの目標です。今所属している「モバフラ」は電子配信のみの大人向け少女まんが雑誌なので、紙ではないからこそできるテーマの作品を企画中です。お楽しみに！