PROFILE
- NAME
- 倉益 璃子 RIKO KURAMASU
- DEPARTMENT
- マーケティング局 雑誌SP室 宣伝・販売
- CAREER
- 2021年度入社
- あなたをひとことで
言うとなんですか?
編集部外の人間が、ブランドを扱う責任の重さ
新入社員の私は現在『CanCam』の販売と、『美的』の宣伝の二刀流です。販売のいちばん大きな仕事は、発行数を決めること。多すぎると損失を出してしまうし、少なすぎると読者に届けられないうえ、媒体のブランド力低下にもつながります。発行数を決める参考として、毎日さまざまなジャンルの雑誌・付録と向き合っています。媒体の生命を左右する仕事なので、新入社員の私ですが、責任者や編集長に相談・報告する機会が多いのも販売の仕事の特徴。編集部外の立場から媒体の重要決定を担うことに、難しさを感じています。
宣伝は、テレビCM、交通広告やWeb広告作成のほか、イベントの企画・運営を行います。毎年12月に開催している「美的ベストコスメ大賞」は大きなイベントのひとつで、関わる人の多さや規模感の大きさに責任の重さを感じています。また、『美的』のブランド力を活かしたオレンジジュースやクラフトビールなどの商品企画をすることも。出版社でつくるのは、「本」だけではありません!
覇王色のレクリエーション隊長
販売は、基本的に取次会社や書店の就業時間に合わせて動くので、平日もプライベートの時間を十分確保できます。小説やまんがを読んだり、映画を観たり、趣味の時間に充てたり。プライベートで摂取したエンタメを直接仕事に還元できるのも、出版社ならではの醍醐味です。
休日もおもしろいできごとや新しい発見を求め、コロナ禍で制限はあるもののなるべく外に出て人に会うようにしています。どのコミュニティでも「遊ぼうよ」と言い出す役目なのは、学生時代から変わりません。
そういえば、バレーボール部に所属していた高校時代、同期が「部長」「副部長」などの役職をもらう中、顧問の先生から「レク係」に任命された思い出があります。当時は微妙な心持ちでしたが、働き始めて自由な時間が減り、ご時世的にも人と疎遠になりがちな今こそ、フットワークの軽さと行動力は大切にしたいです。
“強いコンテンツ”は国境をも越える
学生時代の私は、朝から夜までさまざまな予定を詰め込む“1日36時間”的な生活を送っていました。しかし、いろいろなことに手を出しすぎた結果、中学時代から抱いていた「編集者」への夢に迷いが生じ、大学三年の冬に突如休学。両親に頭を下げてお金を借り、マルタ共和国へ語学留学しました。そこで、容姿や言語はまったく異なるのに、日本のまんがやアニメを好きと言ってくれる異国の人々にたくさん出会いました。「“強いコンテンツ”は、国境をも越えるんだ」と感動した私は、帰国後、覚悟を決めて出版社を目指して就活をスタート。そんな私を唯一拾ってくれたのが小学館でした。
そんなわけで、“選べる立場”にはありませんでしたが、実は幼い私を初めて本の世界へ連れて行ってくれた作品が小学館の『ダレン・シャン』。自分の原点である作品を刊行した出版社に入社できたことに、不思議なご縁を感じています。
学生時代はバンドサークルの活動とWebライター業のほか、興味のあることに片っ端から手を出しました。4年次に留学したマルタでもじっとしていられない性分は変わらず、貯金を取り崩して休みのたびにさらに国外へ旅行。落ち着かない学生時代を過ごしてきましたが、入社後の今はひとつのことを極める「オタク」に憧れています。