金森 悠

PROFILE

NAME
金森 悠 YU KANAMORI
DEPARTMENT
マーケティング局 書籍SP室
CAREER
2022年度入社
COMMENT

小さいころから本を読むことが大好きでした。本をたくさん読みたいという理由で受験する大学の学部を決め、変わらず本をたくさん読み続けたいという理由で出版社に入りました。思惑通り本を読み続けられているだけでなく、読むジャンルも広がり満足しています。

あなたをひとことで
言うとなんですか?
エンタメオタク

作品の売れ行きを
左右する仕事

現在は主に小学館文庫全般のマーケティング担当をしています。マーケティングの仕事の中で特に大きな仕事は発売される作品の発行部数を決めることです。著者の実績や類書と呼んでいる同じような作品の販売実績を調べ、適正な部数を見極めていきます。多く作りすぎると損失を出してしまいますし、反対に少なく作りすぎると読みたいと思ってくださる読者のもとまで作品が十分に届かなくなってしまいます。その作品の売れ行きを左右する仕事なので責任も重く、部数を決めるときは毎回緊張してしまいます。
そのほかにも日々の売れ行きを調査して重版をするかどうかの判断をしたり、取次会社や販促営業を担う関連会社の方とやり取りをしてさらに売り伸ばせる作品がないか考えたりしています。
どの仕事も責任が重く大変な部分はありますが、それでも大好きな本について考えるのはとても楽しいです。まだできていませんが、いつか自分の担当する本を、自分のアイデアをきっかけに「仕掛ける」ことで大きく売り伸ばしてみたいと思っています。

隙あらばエンタメ

基本的に休みの日はどこかに出かけています。友達と会うことはもちろんですし、好きなアーティストのライブや、美術館に行くことも多いです。社会人になると自由に使える時間が少なくなりますが、マーケティング局の仕事はカレンダー通りに進むことが多いので、学生時代よりもメリハリがつき予定は立てやすくなりました。その分先の先まで予定を詰めすぎて休みの日なのに忙しくなりすぎることもあります(笑)。
平日の夜は入社前に想像していたより時間に余裕があり、ドラマを観たり本を読んだりしてのんびりと過ごすことが多いです。なんだかんだで充実したプライベートを過ごせています。

好きなことしかやりたくない

学生時代はライブイベントを企画することと小説を書くことが生活の中心でした。ライブの方は所属していたサークルの活動がきっかけになり、下北沢のライブハウスでアルバイトをしながら好きなアーティストを呼んでイベントを主催し続けていました。実は今も友達と一緒にイベントを主催し続けています。
小説の方は小学生のころからずっと書き続けていました。こちらも今でも時間を見つけては細々と書き続けています。
そんな生活を送っていたので就活をする際は自分の趣味や楽しいと思えるものに近いところで働きたいと考えていました。結果的に小学館から内定をもらい、趣味は続けつつ自分の大好きな小説に関わりながら働いています。
「好きなことを仕事にすること」は向き不向きもあると思いますが、今まで自分が過ごしてきた時間がダイレクトに仕事に結びつく楽しさがあり、自分には向いていたなと感じています。

私の1日

金森さんへの
一問一答

MESSAGE

出版社で働く上で特に必要な資格はありません。それゆえに就活中は何をしていいか迷ってしまうと思います。実際に答えはないのですが、1つだけ個人的に大切だと思うのは「好き」の基準を自分の中に置いておくことです。他人の感想を参考にするのはまったく問題ないですが、その作品が好きかどうかだけは自分の感覚を大事にして考えてみてください。そうすればきっと作品の感想も自分の言葉で話せるようになるはずです。