第一コミック局 Sho-Comi編集室
N.M(2025年度入社)
こころざす海月
いろいろなありがたい流れに恵まれて、それらを漂いつつ、心はずむ新しい流れにのったり、自分があったら良いなと思う流れを生んだりするため、ググっと頑張ってジタバタ泳いでいます。
現在の業務内容を教えてください。
「面白い!」を考える
現在の業務内容は、「まんが」「記事」「イベント」に大別できるかなと思います。「まんが」は、主に作家さんとの打ち合わせ、アオリや紹介文の作成など。「記事」は、企画を考えて依頼書を送ったり、撮影を手配したり、誌面の設計図であるラフを描いたりなど。「イベント」は、特典やグッズなどの準備、イベント当日の作家さんのサポートなど。他にも、出張編集部で持ち込みを拝見したり、付録をつくったりなど多岐にわたりますが、「面白い!」と思ってもらうためにはどうしたら良いかを考えるということは共通しています。
やりがいや、大変に感じるのは
どんなところですか?
あの手この手で!
内容は同じでも、その表現の仕方や伝え方によって、反応や反響はまったく違うと思います。企画などでは、光っていると感じるものが、どのようなアプローチをすればより輝きを増してたくさんの方々に届き、楽しんでもらえるのか。打ち合わせなどでは、意見をどのように表現したら雑味なく伝わり、作品のためになるのか。そういったアプローチの仕方を日々試行錯誤することは、楽しくもあり大変でもあります!より良い内容についても、日々暗中模索しています。
学生時代の過ごし方、
就職活動の際の「軸」を教えてください。
噓なく楽しく
学生時代は、フリーマガジンを出版するサークルで面白そうなこと、面白いことに心身を寄せ、企てたものを実現すべく真剣に遊んでいました。就職活動をすると決めたとき、「自分の心にも相手にも嘘をつかず、楽しみたい!」と思いました。だったら、心から行ってみたいと思える会社を受けて、自分の本心を伝えよう。ESを読んでくださる社員の方々、会ってくださる面接官の方々、そして自分にとっても、楽しい時間になるようにしたい。就職活動を、普段お会いすることのない方々とお話ができるチャンス!と捉えて、面白いイベントに参加している気持ちで取り組んでいました。
最終的に小学館に入社を決めた理由は
なんでしたか?
どのような場であれ、人と人
小学館の面接は、「評価されている……!」というよりも、「知ろうとしてくれている……!」という印象を受けました。質問と答えの繰り返しではなく、笑いを交えた会話のような楽しい時間だった記憶があります。どのような場であれ、人と人。そんな雰囲気に惹かれました。
山、川、海、闇
仕事では、情報の渦に身を置き、さらなる渦をつくるために考えることが多く、頭を使います。なので、プライベートでは豊かな自然の中に身を置き、光や水面の揺れ、葉脈の美しさにぼっーとするような余白を大切にして、直感や肌感覚の息づかいを楽しんでいます。最近は、乗鞍岳に登ったり、尾瀬ヶ原を歩いたり、秋川に飛びこんだり、三浦海岸で勢いあまったりしました。また、今は目を使うことが多いので、夜の山に登り、闇の中でいつもはあまり使わない感覚を働かせています。最近だと、友人と宇佐美の巣雲山に22時から翌朝5時にかけて登りました。丑三つどき、霧が立ちこめる山頂で、立派な鹿と見つめ合いました。夜の山では、生きた人間とすれ違うことがいちばん怖いです(笑)。
社員による一問一答!
あなたの好奇心の種はなんですか?
よく寝ることです!眠ることで感情や思考がほぐされ、物事をフラットに見つめられるようになります。そうすると、凝り固まらずに「あれは何だろう?」「これはどうしてだろう?」という思いが無邪気に湧いてきます。
小学館で咲かせたい思い、夢はなんですか?
時代の底に流れている、今を生きる人々の声にならぬ声、潜在的な望みに応えたまんがを届けたいです。私にとっての『摩利と新吾』『イティハーサ』『少年は荒野をめざす』『僕と魔女についての備忘録』などなどのような……。
入社して知った、
小学館の意外な一面を教えてください。
「明るい!」と思いました。素敵なものを見つけて世に広めるための、底にある明るさや希望的な見方が滲みでていてそう感じるのかなと思います。
あなたの人生の「とっておきの1冊」を
理由とともに教えてください。
『かぼちゃ人類学入門』という絵本です。「いちばん広いのは、心のなか」という文を、母の読み聞かせに被せ、幼い頃の私が叫んでいたそうです。ある1つのパラレルワールドで、私はかぼちゃ島に住んでいますね……。
就活生へのメッセージ
就職活動において、私は「自分をよく見せよう!」と考えると息苦しくなったのですが、「どうすればこの場が楽しくなるかなぁ」と考えるとおだやかに呼吸できました。生きていく道はいろいろあって、どんな道でもその道なりの楽しさがあるという気持ちで、自分を追い詰めすぎずに面白がると、心が少し軽くなるかなと思います。
1日のスケジュール
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8:30
起床
頑張りどきです。
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11:00

出社
まずはデスク作業!
パソコンと対話します。 -
13:00

打ち合わせ
まんが家先生と、
「面白い!」のために話し合います。 -
15:00

会議
カフェインと共に。
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16:00
ご飯
エスニック料理や喫茶店が好きなので、神保町は天国です。
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20:00

退社
夜風にあたって少し歩きます。
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21:00

ご飯
ご飯のタイミング変ですね……
友人と雑居ビルで食べることが多めです。 -
25:00

就寝
寝る前は気になるコンテンツたちを巡ります!