社員を知る

第三児童学習局 図鑑
N.M(2008年度入社)

レモン!

色も味もかおりも大好きなレモン。日常の「!」を表現できるちょっと刺激的な編集者でありたいです。またレモンに含まれるリモネンはリラックス効果も抜群。締切を守る安心感もご提供したいところ……。

社員を知る
進行中の「クラフトぶっく」シリーズ。自分の手で作ってみて、正しく組み立てられるか確認します。

仕事内容について

現在の業務内容を教えてください。

企画から発売までの長い旅

図鑑編集部で、メインのNEOシリーズ4巻のほか、リアルな紙工作が楽しめる「クラフトぶっく」シリーズ、幼児期からの身近な生活・体験をテーマにした「プレNEO」シリーズ、絵本などを担当しています。企画段階から、実際の発売までは何年もかかることがあります。特に、新版を進めるときは現行版からどう進化させるか、他社の図鑑との差別化など、コンセプトづくりが難しいですが、読者や時代の風潮などを考えたり、資料を読んだりしながら切り口が見えたときのスッキリ!はたまりません。

やりがいや、大変に感じるのは
どんなところですか?

子どもたちの「!」のために

読者からのお手紙など実際の反応をもらえるとやはり嬉しいです!我が家の男児2人も図鑑や絵本が大好きなので、「こんな本があったら良いな」という声を形にできたら、母としても誇らしいだろうなぁと妄想しながら働いています。大変だと感じるのは「正しさ」と「楽しさ」「わかりやすさ」の共存。図鑑なので専門知識を守りつつも、興味を引きつける工夫、理解できる表現をしていきたい。難しいけれど、ページをめくるたびに「!」が生まれる瞬間があると思うと、諦めてはいけないと感じています。

就職活動について

学生時代の過ごし方、
就職活動の際の「軸」を教えてください。

すぐやる課

瞬発力をみじんも感じられない見た目の私ではありますが、気になったらすぐ手を出すタイプです。就活の際も、まずは働いてみたい場所に行ってみることからスタート。近辺を歩き回り、働いている気分を味わってみることも……おかげでいろいろな喫茶店をめぐり、コーヒーも飲めるようになりました。

最終的に小学館に入社を決めた理由は
なんでしたか?

何度でも心に残る本を

大学時代、週刊誌編集部でアルバイトをしていたことがあり、社会への影響力に興奮しながらも、週替わりで変化していくことへのもったいなさも感じていました。せっかく本をつくるなら、長く読み続けられる作品を届けたい――そう考えたときに思い出したのが『星の王子さま』です。初めて読んだとき、二度目に読んだとき、大人になってから読んだとき…そのときどきで感じ方が変わる本。そんな、何度読んでも新しい発見がある児童書をつくりたいと思い、小学館に入社しました。

万年筆。当時は手書きのESが一般的だったので、読みやすい字を書くことを心がけていました。
プライベートについて

プライベートについて

週末は海へ!

小さい頃、小田原にある祖父母の家に行くと必ず、朝晩海へお散歩に行っていました。いまは長男がライフセービングを習っていることもあって、鎌倉や逗子の海へよく行きます。潮のかおり、波の音、砂に足がうもれる感触、どれも心地よく、元気を取り戻せる瞬間です。もっぱら長男が砂浜を走ったり、海中を走ったり……次男が貝殻を探したり、砂山を作ったりするさまを眺めていますが、今年はあまりに暑くて、海の家で食べる虹色のかき氷がお楽しみでした。まだまだ子どもたちに合わせた時間を過ごしがちですが、いつかシーカヤックに挑戦して、家族で一緒に楽しめたら良いなともくろんでいます。ボードを持って歩いてやってくるおじいさんの姿もかっこよく、海の近くに住むのもあこがれ……♡

社員による一問一答!

あなたの好奇心の種はなんですか?

子どもたちの「?」を「!」に変えるにはどうしたら良いか考えることです。大人になって忘れてしまった視点を、子どもたちが思い出させてくれる瞬間、ワクワクしてきます。

小学館/小学館社員のここが好き
という部分はなんですか?

それぞれに「好きなこと」「得意なこと」をもっていること。旅行先のセレクションや、読んでいる本など、毎日面白い話をたくさん聞かせてもらえます。

仕事ではどんな人たちと関わりますか?

図鑑の監修者である大学の先生とよくお話しをします。どの先生も底知れぬ知識量で毎回驚かされるともに、脱線もしばしば。ディアトリマ(絶滅した飛べない鳥)の話をしていたはずが113系(国鉄時代の車両)の話になっていたなんてことも……。

あなたの人生の「とっておきの1冊」を
理由とともに教えてください。

安藤忠雄著『建築を語る』。建築家にあこがれていた中学生時代、お小遣いを前借りして買ったサイン本です。当時は半分も理解できていませんでしたが、安藤忠雄さんの「人がやらないことをやる」姿勢に魅力を感じていました。

就活生へのメッセージ

編集者になったとき、母から『作家』(ゴフスタイン作)という絵本をもらいました。作家と編集者はちがいますが、この絵本を読むと、日々の生活のなかでひろったイメージを集め、あたためる芯の部分は同じだなぁと感じています。種から芽が出る日も出ない日もありますが、自分なりの視点を武器に挑戦してください。

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1日のスケジュール

  • 5:00
    ●
    起床

    子どもたちのお弁当を作りながら朝ごはん、支度。

  • 8:00
    ●
    出社

    次男の園バスを見送り、出社。

  • 9:00
    ●
    メールチェック

    昨日の夕方以降にきたメールの
    返信作業。

  • 10:00
    ●
    重版作業

    重版がかかった図鑑の訂正作業。

  • 11:30
    ●
    お昼ごはん

    同期と早めランチ。和食屋さんによく行きます。

  • 13:00
    ●
    撮影

    「クラフトぶっく」シリーズの撮影。
    小さくても細部にこだわって撮ります!

  • 17:30
    ●
    退社

    子どもたちのお迎えへダッシュ。

  • 21:30
    ●
    寝かしつけ

    子どもが寝た後は本を読もう!
    と思いながらの寝落ち……。